超高速バクーのホンダ・パワーの予選
超高速の異様な雰囲気の中でドライバーのテンションが最高潮に達し、ドラマの連発になったアゼルバイジャンGPの予選だった。
長いストレートでパワーユニットの依存度が高いバクー市街地サーキットで、ホンダ・パワー勢は、フェルスタッペン+レッドブル・ホンダが4番手、クビアト+トロロッソ・ホンダが6番手で、パワー・サーキットでのポテンシャルの高さを証明した。
不運だったのは、残りの2台。アルボン+トロロッソ・ホンダは、壁にヒットして13番手、ガスリー+レッドブル・ホンダは、金曜日のフリー走行2で、車検の合図に気付かなかったカドでピットレーンスタートのペナルティを受けており、Q1を最速タイムで通過しながら、Q2を走らずにレースにかけることになった。
メルセデスの2台に対して、スリップストリームが効く舞台で、フェルスタッペン+レッドブル・ホンダの追い上げが注目され、ピットからスタートするガスリー+レッドブル・ホンダが、同じくピットからスタートするルクレール+フェラーリと共に、レースを単調には終わらせない役目を担った。
決勝レースは、日曜日の13時10分(日本時間18時10分)に幕を開ける。
[STINGER]山口正己
photo by Honda