「レースは違う展開になる」と強気のフェッテル
2019F1GP第4戦アゼルバイジャンGPの予選は、相次ぐクラッシュで2時間にわたる大スペクタクルショーを展開し、ボッタス+メルセデスが最後の最後に主役に躍り出た。
メルセデスが1-2、フェッテル+フェラーリ、フェルスタッペン+レッドブル・ホンダが2列目に並んだ。
クラッシュによるコース修復で、スケジュールは先のばしになり、Q3は日没寸前の低い気温の中で行われ、路面温度が25度に下がってタイヤの温めが難しい中で、リスキーな闘いが進んだ。
フリー走行3までは、フェラーリが圧倒的なパワーを見せ、ルクレール+フェラーリが段違いのスピードを見せていたが、Q2でクラッシュし、逆にメルセデスが予選の“パーティモード”を炸裂させてフロントローを奪った。
しかしフェッテルタスフェラーリは、他チームのようにトー(スリップストリーム)をもらう相手(同僚のルクレール)がいない中でメルセデスにコンマ3秒差。ルクレールがQ3に進んでいれば、話が違ったはずだった。
スペクタクルな予選だったが、3番手のセバスチャン・フェッテルは、フェラーリのスピードに自信満々。ピットからスタートするルクレール+フェラーリの追い上げが楽しみになる状況も見え、レースにはもっとドラマが待っていることを予感させている。
◆予選結果
1. ボッタス+メルセデス 1分40秒495
2. ハミルトン+メルセデス 1分40秒554
3. フェッテル+フェラーリ 1分40秒797
4. フェルスタッペン+レッドブル・ホンダ 1分41秒069
5. ペレス+Rポイント 1分41秒593
6. クビアト+トロロッソ・ホンダ 1分41秒681
7. ノリス+マクラーレン 1分41秒886
8. ジオヴィナッツィ+アルファロメオ 1分42秒424
9. ライコネン+アルファロメオ 1分43秒068
—-以下、ノータイム
10. ルクレール+フェラーリ
11. サインツ+マクラーレン
12. リカルド+ルノー
13. アルボン+トロロッソ・ホンダ
14. マグヌッセン+ハース
15. ガスリー+レッドブル・ホンダ
16. ストロール+Rポイント
17. グロジャン+ハース
18. フルケンベルグ+ルノー
19. ラッセル+ウィリアムズ
20. クビツァ+ウィリアムズ
※ガスリー+レッドブル・ホンダはピットスタート
[STINGER]山口正己
photo by FERRARI