フェラーリの復調に期待!!
超高速コースのバクーで行われたアゼルバイジャンGPで、フェラーリは、セバスチャン・フェッテルが3位表彰台、シャルル・ルクレールが5位の結果となった。当然、イタリアの熱いティフォージたちが満足する兼かではなかった。
マティア・ビノット・チーム代表は、51周のレースを振り返った。
「我々のパフォーマンスは、期待に応えられるものではなたっか。予選は我々が望んでいたように進まなかったことが大きい。このコースでは、後方グリッドからレースをスタートすることは、展開をより困難にするので、グリッドポジションは重要だったからだ」
「レースでは、セーフティーカーのタイミングを活用したかったけれど、そのチャンスはなかった。セバスチャンは、常に、メルセデスの2人に近い堅実なパフォーマンスで走り、表彰台にふさわしかった。シャルルは、スタートで2、3のポジションを失った後、順位を上げていった。ミディアムタイヤでは、ソフトタイヤより温度を上げるのが難しかった」
「我々のペースは十分ではなく、ライバルはより速かった。ここで集めたデータを持ち帰り、弱点を見つけ出し、働き方を探求しなければならない」
長いストレートで、パワーユニットのポテンシャルで優位だったはずのバクーでの敗退は、イタリアの赤いチームにとって、ショックだったはずだが、過去にこだわって落ち込んでいる時間はない。次のバルセロナは、フェラーリがテストで絶好調を示した舞台。イタリアン・レッドの躍進が待たれる。
[STINGER]大和 空/Sora Yamato
photo by FERRARI