F1で走るとコーナーではなくなる?!
前戦のアゼルバイジャンGPの舞台であるバクー市街地サーキットは、2.2km近いロングストレートを含む直線の長さから、エンジンパワーがものをいうコースだということは直ぐに理解できる。だが、次のスペインGPの会場のカタルニア・サーキットは、それに比べるとだいぶ屈曲するレイアウト。だが、それでもパワーが必要な理由があった。
マックス・フェルスタッペンは、カタルニアがパワーサーキットである理由を、こうコメントした。
「今はターン1~4手前まで、それからターン7~10アプローチまでを全開で抜けられることを考慮しないといけない。それはストレートが2本増えたみたいなものだから、余計にエンジンパワー頼りになるんだ」
要は、F1のコーナリング能力は、サーキットのコース図を見ただけでは理解できない、ということだが、それも併せて、ますますホンダ・パワーに期待がかかる。
[STINGER]山口正己