メルセデス不気味–スペインGP初日トピックス
スペインGPが幕を開け、初日の1-2をメルセデスが奪った。
この状況はこれまでどおりに見えるが、スペインに向けて、フェラーリは自信を持ち、メルセデスは、半ば白旗宣言とまではいかなくても、ハミルトンもボッタスも、フェラーリに先を譲ったコメントに終始していたことから、意外な展開と言えそうだ。
初日に2回起これ割れた1時間半ずつのフリー走行で、メルセデスがいずれもトップタイムを記録した。
また、メルセデスのバルテリ・ボッタスが、いずれもトップタイムというのもニュースだった。現在ポイントリーダーのボッタスは、明らかに去年までとは別人と見てよさそうだ。とはいえ、ルイス・ハミルトンも、“今日は、ベストとはいえなかったけれど、進化したといういみではいい1日だった”と不敵なコメントを残している。
また、「ニューフロントウィング」「ニューアンダーバネル」「ニューミラー」とハースF1チームのアップデイトを期待していたロメイン・グロジャンは、その効果テキメン(?)の初日をこなし、フリー走行の2回とも、トップ3に食い込む速さを見せている。
ホンダ勢は、順調な初日とはいえず、フリー走行1でフェルスタッペン+レッドブル・ホンダにオイル漏れが発生。しかし、レッドブルとホンダのメカニックの迅速な作業でフリー走行2の時間を無駄にせずに済んだのは幸いだった。
ホンダ勢は4台とも、初日を旧タイプのスペック1で走行し明日はパワフルなスペック2に切り換える予定。
◆フリー走行1トップ10
1. ボッタス+メルセデス
2. フェッテル+フェラーリ
3. ルクレール+フェラーリ
4. ハミルトン+メルセデス
5. グロジャン+ハース
6. サインツ+マクラーレン
7. マグヌッセン+ハース
8. ガスリー+レッドブル・ホンダ
9. クビアト+トロロッソ・ホンダ
10. フルケンベルグ+ルノー
*フリー走行1詳細結果
◆フリー走行2トップ10
1. ボッタス+メルセデス
2. ハミルトン+メルセデス
3. ルクレール+フェラーリ
4. フェッテル+フェラーリ
5. フェルスタッペン+レッドブル・ホンダ
6. グロジャン+ハース
7. ガスリー+レッドブル・ホンダ
8. マグヌッセン+ハース
9. サインツ+マクラーレン
10. クビアト+トロロッソ・ホンダ
*フリー走行2詳細結果
[STINGER]山口正己
photo by REDBULL / HAAS