ピエール・ガスリー、90%復活!!
スペインGPで、ピエール・ガスリーが6位に入賞した。まだ完璧とは言えないけれど、ほぼ、自分のペースを取り戻した。
不調の理由をチームが発見した。リヤのダンパーに不具合があり、正確なダンパーの働きをしていなかったことが分かった。本来の作動と異なる動きが確認されたというが、正常だと信じ込んだドライバーは、自信をもってドライブできない。むしろ、自信喪失の方向になる。不具合が発揮されるまで、ピエール・ガスリーは、そういた状況で、ポンコツ呼ばわりをされていた。
そこから脱したことが、中盤に、ライコネン+アルファロメオをコーナーのアウト側からオーバーテイクした場面で証明された。確実に信頼したマシンでなおかつ自信を持ってコントロールできる安心感のないマシンでは、コーナーアウト側から抜くのはまず不可能。それができたピエール・ガスリーに、思わず拍手したムキも多かったはずだ。
マシンの自信でいけば、来週末のモナコGPは、まさにマシンを手足のように扱えることが大きなカギ。ガスリーがどんな闘いを見せるか、注目が高まっている。
[STINGER]山口正己
photo by REDBULL
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