バルセロナF1合同テストの2日間を振り返る
カタルーニャ・サーキットでスペインGPの2日後から2日間行なわれた印F1インシーズンテストは、本番の流れ同様、メルセデスが1-2タイムを記録してスケジュールを終えた。
トップタイムはバルテリ・ボッタス、2番手に、テストでシートを与えられたニキータ・マゼピンが着けた。3番手のシャルル・ルクレール(フェラーリ)に続いて、アレキサンダー・アルボン(トロロッソ・ホンダ)が続き、トロロッソ・ホンダは、ダニール・クビアトも8番手と好調なテストを終えた。
一方、レッドブル・ホンダは、ピエール・ガスリーが初日を担当、2日目をスーパーフォーミュラに参戦中のダニエル・ティクタムにステアリングを託した。
注目すべきは、メルセデスが2日とも最もタイムの出るソフトタイヤを使ったのに対して、初日をセバスチャン・フェッテルと、2日目をドライバーアカデミーの卒業生のアントニオ・フォーコと半分後退で受け持ったフェラーリのシャルル・ルクレールが、ハードタイヤだったこと。
フェッテル+フェラーリはピレリのタイヤテストを担当して1分18秒425とタイムは低調だったが、フェラーリはトラブルなく、2日間合計で512周、距離にして2383kmを走ってて“安定”した走りを見せている。
モナコは、ロングホイールベースのメルセデスが苦手なはずのコース。フェラーリが巻き返しを狙っている?!
[STINGER]山口正己
photo by FERRARI