アロンソ、屈辱の“最後列争奪戦”インディ500予選
第103回インディ500に参戦しているフェルナンド・アロンソが、ピンチだ。
19日に行なわれたトップ30グリッドを決める予選初日に31番目のタイムで、初日に決まるトップ30に入れなかった。
その理由は、予選アタックでの右後輪のタイヤのパンク。その後、気温が下がるのを待ってアタックしたが、タイミングを逸した形でスピードが伸びず、最後のアタックで一端は27番手に食い込んだが、次々に更新され、インディ500特有のバンプアウト(はじき出される)を食らって、31番手が結果となった。
アロンソは、気丈に、2日目に予選通過を目指しているが、それは最後列グリッドの3台を決める『ラストロー・シュートアウト』と呼ばれる31番手から36番手までの6台による勝ち抜き戦で、トップタイムを記録したとしても31番手にしかなれず、トラブルがあれば予選落ちという崖っぷち。初挑戦の2017年とは、まったく違う流れに翻弄されている。
[STINGER]山口正己
photo by INDYCAR