ラウダ、逝く
5月20日月曜日、二十世紀の伝説が消えた。ニキ・ラウダの逝去を、ベルリンのAP通信社が伝えた。
オーストリア通信社は、「安らかに眠りについた」とラウダの家族からの報告を伝えた。オーストリア出身の巨星は、昨年8月に、1976年ドイツGPのアクシデントで火傷を追っていた肺の手術を受け、一端は快方に向かっていたと報じられていたが、以後、現職のメルセデスのアドバイザーとして、F1の現場に姿を見せなくなり、70歳で生涯を終えた。
1949年2月22日にウィーンで生まれたAndreas Nikolaus “Niki” Laudaは、1975年を皮切りに、1977年と1984年のF1ワールドチャンピオン。1976年に、初めて富士スピードウェイで行なわれた日本GPに参戦し、ジェイムス・ハントとのタイトル争いが映画になるほどのインパクトで、日本で最初に名前を広く知られた伝説のF1ドライバーだった。
追って、『伝説の男、ニキ・ラウダ』をお届けします。
R.I.P.
安らかにおやすみください。
[STINGER]山口正己
photo by [STINGER]