ライブタイムメモ/2019F1GP第6戦/モナコGP/モンテカルロ市街地コース/決勝
<14時10分>(日本時間21時10分)
フォーメーションラップ開始まで1時間。
見どころ満載のモナコGP。
◆メルセデス同門対決。
◆ホンダ・パワーの上位入賞。
◆フェッテル+フェラーリの作戦。
◆ルクレール+フェラーリの追い上げ。
◆ガスリー+レッドブル・ホンダの闘い。
◆ルノーの逆襲。
◆マグヌッセンのひと暴れ。
◆グロジャンの追い上げ。
◆トロロッソ・ホンダのよじ登り。
※お好みのテーマを好きなだけ選んでお楽しみください!!
☆☆
ルイス・ハミルトンは、昨日のセバスチャン・フェッテルに続いて、ラウダ・カラーのヘルメットでレースを走る。
<14時40分>(日本時間21時40分)
雨の心配(期待?)のモナコGP。
モナコ湾を見下ろす空は、すかっと降水確率23%。なんとか泣きだすのを持ち堪えている。
☆☆
メルセデス陣営は、ラウダ・カラーの赤いキャップを被ってレースに臨む。
<14時53分>
他のグランプリはお客さんに“見せて上げている”という感覚だけれど、モナコは、“観ていただいている”、というイメージ。とある監督の名言。
モナコ王室のお歴々が、レッドカーペットの上に立ち、ニキ・ラウダに黙祷を捧げる。
<14時55分>
モナコ国家吹奏。
<14時56分>
上空から、パラグライダーに引かれた大きなモナコ国旗が舞い降りる。
<15時05分>
“15分に軽い雨が来る”というチームラジオ。
フォーメーションラップのスタートまで5分。
<14時07分>
地中海の海面が、心なしか波を高くしているように見える。
モナコの裏山に雲が下がってきた。ニースは雨が降っている。
<15時10分>
「もうすぐ雨、降水確率90%」という情報に、チームがどう動くのか。
タイヤ交換をするとして、インターミディエイトなのか、レインなのか、はたまたスレックのままか。
チームは目まぐるしく情報を収拾しているところで、フォーメーションラップが始まった。
☆☆
スタート直後の1コーナーは追い越しが難しいモナコで最大のオーバーテイクチャンス。
<15時12分>
スタート!!
ハミルトン+メルセデスが好スタート。混乱なくさかを駆け上がる。リカルド+ルノーがマグヌッセン+ハースをかわして5番手へ。
2周目。
1. ハミルトン+メルセデス
2. ボッタス+メルセデス
3. フェルスタッペン+レッドブル・ホンダ
4. フェッテル+フェラーリ
5. リカルド+ルノー
6. マグヌッセン+ハース
7. ガスリー+レッドブル・ホンダ
8. サインツ+マクラーレン
9. クビアト+トロロッソ・ホンダ
10. アルボン+トロロッソ・ホンダ
11. フルケンベルグ+ルノー
12. グロジャン+ハース
13. ルクレール+フェラーリ
14. ノリス+マクラーレン
15. ストロール+Rポイント
16. ペレス+Rポイント
17. ライコネン+アルファロメオ
18. クビツァ+ウィリアムズ
19. ジオヴィナッツィ+アルファロメオ
20. ラッセル+ウィリアムズ
4周目、ハミルトン+メルセデスがファステストラップ。
5周めのファステストラップはボッタス+メルセデス。
<15時19分>
6周め。
ルクレール+フェラーリが12番手のグロジャン+ハースを抜きあぐねている。
<15時22分>
ルクレール+フェラーリが、最終ラスカスで猛烈に強引にグロジャン+ハースのインにマシンをねじ込んで、前に出た。
信じられないオーバーテイク。グロジャンも後ろをよく見て接触なし。
<15時24分>
次の周、フルケンベルグ+ルノーを同じところパスしようとして軽く戦職して右リヤを当ててパンク。パースとしたタイヤでピットまで逃げ込んだ。
残りは68周。
☆☆
ルクレール+フェラーリはフェッテル+フェラーリの後ろの周回遅れでコースに復帰。ルクレール+フェラーリがまき散らしたタイヤの破片を片づけるためにセフティカー導入。
<15時27分>
ハミルトン+メルセデスがピットイン。フェッテル+フェラーリも。ラウダ・ヘルメットが2台続いた。
フェルスタッペン+レッドブル・ホンダがピット作業でボッタス+メルセデスの前に出た。ピットロードで交錯した2台は軽く接触。
<15時29分>
セフティカー中。
1. ハミルトン+メルセデス
2. フェルスタッペン+レッドブル・ホンダ
3. フェッテル+フェラーリ
4. ボッタス+メルセデス
5. ガスリー+レッドブル・ホンダ
6. サインツ+マクラーレン
7. クビアト+トロロッソ・ホンダ
8. アルボン+トロロッソ・ホンダ
9. グロジャン+ハース
10. ノリス+マクラーレン
11. ストロール+Rポイント
12. ライコネン+アルファロメオ
13. リカルド+ルノー
14. マグヌッセン+ハース
15. クビツァ+ウィリアムズ
16. ジオヴィナッツィ+アルファロメオ
17. ペレス+Rポイント
18. フルケンベルグ+ルノー
19. ラッセル+ウィリアムズ
20. ルクレール+フェラーリ
<15時32分>
次の周にセフティカー、退出。
<15時33分>
14周目、レース再開。
☆☆
シャルル・ルクレールは最下位だが、やるべきをやった結果。悔いはない?!
16周目。
<15時35分>
ラスカスでクビツァ+ウィリアムズがスピン、5台を巻き込んで雪隠詰になったが、なんとか解消。
<15時39分>
19周目。
シャルル・ルクレールがピットでレースをやめた。
☆☆
フェルスタッペン+レッドブル・ホンダとボッタス+メルセデスにピットの“アンセーフリリース”で審議対象。
☆☆
シャルル・ルクレールは、残念なレースに終わったが、“ラスカスで追い越し”という『歴史』を作った。
<15時44分>
フェルスタッペン+レッドブル・ホンダに5秒ペナルティ。
トップ3はそれそれDRS圏内の接近戦。しかし、めけないことが分かっているハミルトン+メルセデスがペースをコントロールしている。
トップ3にボッタス+メルセデスも接近した。
<15時46分>
“非常に軽い雨が来る”とチームラジオ。
☆☆
ジオヴィナッツィ+アルファロメオに10秒ペナルティ。
<15時50分>
28周目。
ガスリー+レッドブル・ホンダがピットイン。
<15時51分>
ガスリー+レッドブル・ホンダは9番手でコースに戻った。しかし、前の4台はタイヤ交換をしていない。
前の4台は、サインツ+マクラーレン、クビアト+トロロッソ・ホンダ、アルボン+トロロッソ・ホンダ、グロジャン+ハース。
<15時54分>
31周目。
サインツ+マクラーレンがピットイン。
☆☆
フェルスタッペン+レッドブル・ホンダが執拗にハミルトン+メルセデスにピッタリ着いている。
万が一でもハミルトン+メルセデスがミスしたら見逃さない積極姿勢。
<15時56分>
ハミルトン+メルセデスからチームラジオ。左フロントタイヤに心配あり?
左フロントに色の変化が見える。
<15時57分>
クビアト+トロロッソ・ホンダがピットイン。サインツ+マクラーレンの後ろで復帰。サインツ+マクラーレンはファステストラップでギリギリでクビアト+トロロッソ・ホンダを交わした。
78周レースの33周目。
☆☆
ペースを抑えてレースをするハミルトン+メルセデスのレースの進め方、ニキ・ラウダのようだ。
<16時00分>
35周目。
トップ2と3番手フェッテル+フェラーリの差がやや開いた。
<16時02分>
78周レースの36周目。
1. ハミルトン+メルセデス
2. フェルスタッペン+レッドブル・ホンダ
3. フェッテル+フェラーリ
4. ボッタス+メルセデス
5. アルボン+トロロッソ・ホンダ
6. グロジャン+ハース
7. ガスリー+レッドブル・ホンダ
8. サインツ+マクラーレン
9. クビアト+トロロッソ・ホンダ
10. ノリス+マクラーレン
11. ストロール+Rポイント
12. ライコネン+アルファロメオ
13. リカルド+ルノー
14. マグヌッセン+ハース
15. ペレス+Rポイント
16. フルケンベルグ+ルノー
17. ラッセル+ウィリアムズ
18. ジオヴィナッツィ+アルファロメオ
19. クビツァ+ウィリアムズ
—-以下、リタイア
ルクレール+フェラーリ
☆☆
フェッテル+フェラーリが前と間隔が空いたのは、タイヤに空気を当てるため、と浜島裕英解説者。
<16時07分>
41周目。
ハミルトン+メルセデスとフェルスタッペン+レッドブル・ホンダの“タイヤマネージメント”合戦。
アルボン+トロロッソ・ホンダがピットイン。
クビアト+トロロッソ・ホンダの後ろの。9番手でレースに戻った。
<16時10分>
アルボン+トロロッソ・ホンダがセクター3区間ベスト。
☆☆
速度は半分以下だが、ミスなく安定して走行を続ける、という点で、インディ500と同じ作業が続いている。
<16時12分>
アルボン+トロロッソ・ホンダ、た上位陣より2秒以上速いファステストラップ。
<16時14分>
46周目。…もっと見る
ソフトタイヤで46周粘ったライコネン+アルファロメオがピットイン。
ライコネン+アルファロメオのピットインは、16時15分。
<16時20分>
51周目。
グロジャン+ハースがピットイン。初タイヤ交換。
トロロッソ・ホンダの2台の後ろでコースに戻った。トロロッソ・ホンダの2台は6位のサインツ+マクラーレンに追いついてきた。
<16時23分>
78周レースの54周目。
クビアト+トロロッソ・ホンダがトンネル出口のシケインをカット。
雨雲レーダーに明確な影。しかし、降っていない。
☆☆
“降っていない”は、ゼロではなく、かすかにポツポツ来ているが、レースに影響するほど降っていない、の意。
<16時28分>
ハミルトン+メルセデスから、“タイヤが死んで、後ろを抑えきれない”と苦言。しかし、エンジニアは、“大丈夫”。
ハミルトン+メルセデスのペースは1分17秒~18秒。最後尾グループと同じペース。
<16時33分>
61周。
“ハミルトン+メルセデスからチームラジオ。“このタイヤでは、ダメ”。
エンジニアは、雨を想定していのか?!
知ってか知らずか、フェルスタッペン+レッドブル・ホンダが虎視眈々。
<16時35分>
タイヤ負い目のあるハミルトン+メルセデス、5秒ペナルティを持っているフェルスタッペン+レッドブル・ホンダ、その後方で様子を伺うフェッテル+フェラーリ。
<16時35分>
63周目。
ガスリー+レッドブル・ホンダがピットイン。
後方と38秒のマージンがあるので、ファステストラップ狙いでソフトへ。
☆☆
1992年、トップをぶっちぎっていたマンセルのウィリアムズが、ホイールナットが外れて緊急ピントイン、セナに絵馬に出られた後に、マンセルを抑えきったレースを思い出す、ハミルトン+メルセデスとフェルスタッペン+レッドブル・ホンダの我慢比べ。
<16時42分>
1. ハミルトン+メルセデス
2. フェルスタッペン+レッドブル・ホンダ
3. フェッテル+フェラーリ
4. ボッタス+メルセデス
5. ガスリー+レッドブル・ホンダ
6. サインツ+マクラーレン
7. クビアト+トロロッソ・ホンダ
8. アルボン+トロロッソ・ホンダ
9. グロジャン+ハース
10. リカルド+ルノー
11. ノリス+マクラーレン
12. マグヌッセン+ハース
13. ペレス+Rポイント
14. フルケンベルグ+ルノー
15. ラッセル+ウィリアムズ
16. ストロール+Rポイント
17. ライコネン+アルファロメオ
18. クビツァ+ウィリアムズ
19. ジオヴィナッツィ+アルファロメオ
—-ルクレール+フェラーリ
☆☆
ガスリー+レッドブル・ホンダはタイヤを交換後,直ぐにファステストラップを樹立。
☆☆
フェルスタッペン+レッドブル・ホンダがハミルトン+メルセデスの前に出たいのは、勝ちたいからではなく、5秒ペナルティでこのままでは5位になってしまうから。
<16時48分>
73周目。
フェルスタッペン+レッドブル・ホンダが駆るミスして一端はハミルトン+メルセデスと離れたが、再び背後に。
<16時48分>
ガスリー+レッドブル・ホンダが改めてファステストラップを更新。1分14秒279。
<16時55分>
76周目。
フェルスタッペン+レッドブル・ホンダがトンネル木偶ヂのシケインでハミルトン+メルセデスのインを急襲、チームから、“グッド・エフォート”に対して、「追い越しをトライしたよ」とチームに報告。
22
ハミルトン+メルセデス、ラウダのための、ゼッケンと同じ77勝目。
ホンダのパワーユニット、4台入賞。
トト・ウルフ。「ニキへのプレゼント、素晴らし。おめでとう」。
メルセデスの1-2が途切れた。
結果
「他のレースは、お客さんに見せてあげているイメージだけれど、モナコだけは、観ていただいている感じになるんです」。第二期ホンダF1の桜井淑敏監督の名言。
モナコが特別なのは、上位3人が呼ばれるのは、スポンサー名が入ったバックドロップがない、他のグランプリの表彰台とは違うロイヤルボックス。闘いを勝ち抜いた3人だけが、上流階級を象徴するそこに呼ばれる。
1. ハミルトン+メルセデス
2. フェッテル+フェラーリ
3. ボッタス+メルセデス
4. フェルスタッペン+レッドブル・ホンダ
5. ガスリー+レッドブル・ホンダ
6. サインツ+マクラーレン
7. クビアト+トロロッソ・ホンダ
8. アルボン+トロロッソ・ホンダ
9. グロジャン+ハース
10. リカルド+ルノー
11. ノリス+マクラーレン
12. マグヌッセン+ハース
13. ペレス+Rポイント
14. フルケンベルグ+ルノー
15. ラッセル+ウィリアムズ
16. ストロール+Rポイント
17. ライコネン+アルファロメオ
18. クビツァ+ウィリアムズ
19. ジオヴィナッツィ+アルファロメオ
—-以下、リタイア
20. ルクレール+フェラーリ
[STINGER]山口正己
photo by MERCEDES / REDBULL