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ポルシェ、2021年にF1に復帰か?!

ラウダとプロストの手で、1984年から1986年の3年連続ワールドチャンピオンになったポルシェTAGターボ。

ロード&トラック電子版など、いくつかのメディアが、ポルシェのF1復帰の噂を伝えている。

ポルシェは、1958年から1964年までF1GPに参戦していたが、フルシーズンでの参加は、1961年と1962年の2年間だけ。1963年は10戦中2戦を欠場、他のシーズンは、単発もしくは数戦の参加に留まってる。フル参戦2年目の1962年の第4戦フランスGPで唯一の優勝、第6戦のドイツGPで、こちらも唯一のポールポジションを、ダン・ガーニー(アメリカ)の手で記録している。

ポルシェのコンストラクターとしての活動はそこで終わっているが、エンジン・サプライヤーとして、その後二度、F1に参加。1983年-1987年のマクラーレン・TAGポルシェ(V6/1500cc/ターボ)と、1991年フットワーク・ポルシェ(V12/3600cc/NA)の2回で、マクラーレン・ポルシェでは、1984年にニキ・ラウダが、1985年と1986年にはアラン・プロストがワールドチャンピオンを獲得している。

1991年のフットワークは、日本の運送会社のブランドで、レイトンハウスに続く和製F1チームだったが、そのV12は、チーム力の弱さもあったが、完璧なテールエンダーだった。

ポルシェの近年は、919HybridでWECで王者となり、昨年、スパ-フランコルシャンで、アタック用に改造したポルシェ919Hybrid Evoで、当時のF1のコースレコードを破るポテンシャルを見せて注目され、そこで記録した1分41秒770は、前年にハミルトン+メルセデスが記録したタイムを破るものとして話題になったが、その記録は、2018年8月のベルギーGPには、フロントローを奪ったセバスチャン・フェッテルとキミ・ライコネンのフェラーリに破られるまでの4カ月の短命だった。

アラン・プロストの手でチャンピオンを奪ったポルシェのV6ターボ・エンジンは、TAGとの共同開発で圧倒的なポテンシャルを見せたが、1991年のV12は、F1のクォリティとは言えないレベルだったが、実力は、ある意味資金力の違い如実に現れたもの。その視点でみると、現在のポルシェは、2年連続で過去最高の業績を記録し、今年9月にはEVスポーツの“タイカン”の発売を控え、さらに右肩あがりに躍進しそうな気配があることから、期待値は上がっている。

[STINGER]大和 空/Sora Yamato
Photo by McLaren

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