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ゴードン・マーレイの新作、その名はT.50!!

 

 

天才マーレイの“新作”ロードカー『T.50』の全貌が明らかになった。

デザイナーというより、イノベーターと呼ぶべき男、それが、ブラバムとマクラーレンで数々の“革新”をF1に巻き起こした南アフリカ出身のF1デザイナー、ゴードン・マーレイだ。

T50は、マーレイが南アフリカからイギリスに渡って50年を記念して制作される。「ハロッズ・デパートに買い物に行けるF1」がウリだったマクラーレンF1が、20世紀最高のクルマというデザインされたが、T.50は、アナログ時代の究極のスーパースポーツになるはずだ。

なんと、ブラバムBT55で“試した”ファンカーの思想が継承される。後端のファンで引っ張りだされてダウンフォースを稼ぐ空気の流れが青く描かれている。

総重量は1000kg以下(マクラーレンF1は1100kg)、エンジンはV12自然吸気、運転席が中央にある3人乗り、究極のドライバーズカー、それがT.50だ。

マーレイは、20年間F1最前線で活躍し、ラウダ、ピケ、プロスト、セナなどのスーパースターと56勝を記録。ブラバム時代は、チームオーナーだったバーニー・エクレストの右腕として、F1に数多くの“時代”を作り上げた。

ゴードン・マーレイの発想は、ファンカー(ブラバムBT46B)、表面冷却(ブラバムBT46)、ハイドロリックサスペンション(ブラバムBT49)、低重心(ブラバムBT55/マクラーレンMP4/4ホンダ)などのハードの革新だけではない。レース途中でタイヤ交換をするタイヤ交換作戦もマーレイのアイデアであり、タイヤ・ウォーマーもマーレイのアイデア。地上高規制をかいくぐる地上高調整システムなどのソフト面のアイデアも枚挙に糸目がない。

未来を見抜く力もずば抜けていた。1987年にインタビューしたときに、“ブレーキのエネルギーを利用できないかと思っているんだ”とコメントしたが、まさに現在のエネルギー回生システムのベースを、30年前に予言していた。

F1だけでなく、ロードカーのマクラーレンF1も、これまでに世に送り出されたハイパーカーの中でも、最も完成度が高いと言われた。そして、そのマクラーレンF1の後継というべき、T.50が発表された。

※T.50の詳細は追って。

[STINGER]山口正己
photo by Murray Design

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