ハミルトン+メルセデス、クラッシュ!!–カナダGP初日トピックス
1時間半ずつのフリー走行の2回目、30分が経過したところでトッタイムを記録していたルイス・ハミルトンのメルセデスがクラッシュの番狂わせが起きた。
コース中程のシケインの脱出速度が速すぎてサイドウェイを強いられ、フルカウンターで対応したが、右リアタイヤをウォールにぶつけて破損、ピットから「ゆっくり戻れ」の指示が飛んだ。名手にしては珍しいミス。
タイヤラバーが乗って路面がぐんぐん改善され、ミディアムタイヤで記録したハミルトン+メルセデスのタイムは次々と更新され、結果的に6番手でフリー走行2が終わった。
トップタイムはシャルル・ルクレールのフェラーリ。2番手もセバスチャン・フェッテル。2台のフェラーリは安定した走行を見せ、バルテリ・ボッタスのメルセデスに先んじた。
マックス・フェルスタッペンのレッドブル・ホンダも、ウォールの犠牲になった。ハミルトン+メルセデスほど酷い当たり方はしなかったが、壁を擦ってセッションの大半をガレージの修理に費やしたが、終盤に復帰して14番手。Vフリー走行1の4番手を維持できず、ガスリー+レッドブル・ホンダも、同様なブレーキの安定性不足に悩まされて13番手に甘んじた。
アレキサンダー・アルボンとダニール・クビアトのトロロッソ・ホンダ勢もホンダのパワーユニットのポテンシャルを活かせないままだった。
◆フリー走行2結果
1. ルクレール+フェラーリ 1分12秒1877
2. フェッテル+フェラーリ 1分12秒251
3. ボッタス+メルセデス 1分12秒311
4. サインツ+マクラーレン 1分12秒553
5. マグヌッセン+ハース 1分12秒935
6. ハミルトン+メルセデス 1分12秒938
—-以下、1分13秒台
7. ペレス+レーシングポイント
8. リカルド+ルノー
9. フルケンベルグ+ルノー
10. ストロール+Rポイント
11. ノリス+マクラーレン 1分13秒249
12. ガスリー+レッドブル・ホンダ 1分13秒345
13. フェルスタッペン+レッドブル・ホンダ 1分13秒388
14. アルボン+トロロッソ・ホンダ 1分13秒436
15. クビアト+トロロッソ・ホンダ 1分13秒521
16. ライコネン+アルファロメオ 1分13秒542
17. グロジャン+ハース
—-以下、1分14秒台
18. ジオヴィナッツィ+アルファロメオ
—-以下、1分15秒台
19. ラッセル+ウィリアムズ
20. クビツァ+ウィリアムズ
※フリー走行1結果
※フリー走行2詳細結果
[STINGER]山口正己
photo by MERCEDES / Formulaone.com