フェッテル+フェラーリ、鬼気せまるポールポジション!!–2019F1GP第7戦カナダGP予選
メルセデスの牙城が遂に崩れた。セバスチャン・フェッテルのフェラーリが、緊迫したギリギリの予選を勝ち抜き、フェッテル自身としては去年のドイツGP以来のポールポジションを獲得した。
長いストレートと高速シケイン、ウォールに囲まれたリスキーなコースで、緊迫の予選が展開した。
金曜日のフリー走行2で、ルイス・ハミルトン+メルセデスがクラッシュする異常事態が起きたが、Q3ではボッタス+メルセデスがスピン、ウォールへの接触は避けれらたが、緊張感は最高潮に高まってQ3が進んだ。
さらに、セッション終了後、ボッタス+メルセデスが、タイヤ交換中にジャッキが外れてマシンを落とすというありえない事態が起きた。メルセデスらしくない状況とともに、マシンの損傷が心配された。
Q2後半に、マグヌッセン+ハースが最終コーナーの“チャンピオンズ・シケイン”でクラッシュ、跳ね返ってピットウォールに激突して破片が散乱、フルコースコーションでセッションが中断、そのまま終了となった。
このため、1アタック目を渋滞に阻まれて下位に沈んでいたフェルスタッペン+レッドブル・ホンダが、セクター2までを快心の走りで通過していたが、アクシデントに阻まれてノックアウト。
ホンダ・パワー勢は、ピエール・ガスリー+レッドブル・ホンダが唯一のQ3進出となる波瀾の展開だった。
◆Q3結果
1. フェッテル+フェラーリ
2. ハミルトン+メルセデス
3. ルクレール+フェラーリ
4. リカルド+ルノー
5. ガスリー+レッドブル・ホンダ
6. ボッタス+メルセデス
7. フルケンベルグ+ルノー
8. ノリス+マクラーレン
9. サインツ+マクラーレン
—-以下、走行せず
マグヌッセン+ハース
[STINGER]山口正己
photo by FERRARI