ハッキネンをフェラーリのアドバイザーに!!
2度のワールドチャンピオンのミカ・ハッキネンは、ライバルだったミハエル・シューマッハとのバトルを振り返って、「今日のルールで闘っていたら、5秒ペナルティか、もっと酷いのが連発だっただろう」とイギリスのUnibetにコメントした。
ハッキネンは、カナダGPで起きた5秒ペナルティの裁定について、審査委員会とセバスチャン・フェッテルのどちらがいいとは言わず、“今日の裁定を誰も喜んでいない”、と前置きし、ルールを運用するスチュワードは、毎回交代するのではなく、恒久的なメンバーで行なうべきとして、「F1はルールを替えるときだ」と提案。同じ審査委員を全21戦に回らせるべきとの見解を示した。
ハッキネンは同時に、「フェッテルには、支えが必要」とも。プレッシャーが巨大化した今、期待の裏返しとして、プレッシャを遠慮なくかけるティフォージの国イタリアのフェラーリであることを考えると、メルセデスにニキ・ラウダがいて、ルイス・ハミルトンやバルテリ・ボッタス、古くはニコ・ロズベルグを支えたような存在がフェラーリに必要だ。
そしてその役目は、ミカ・ハッキネンでもいい。いや、F1全体を考えると、フェラーリがハッキネンをアドバイザーとして招けば、さまざまな意味でF1全体を大きく前進させるための適役といえそうだ。
[STINGER]山口正己
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