今週末は風光明媚なポールリカールのフランスGP!!
ポールリカールでフランスGPが復活して3年目。フランスらしく美しいサーキットデザインと、高速/低速織りまぜたコースレイアウトが楽しいサーキットだ。
1990年からミッテラン大統領からシラク大統領に交代した影響で、マニクールに移っていたが、2008年に経済的理由でフランスGPが姿を消し、そして昨年復帰した時に、会場がポールリカールに戻ったことを、多くのファンや関係者が喜んだ。理由は、簡単。ポールリカールが、天気がよく、食事の美味しい場所にあるからだ。
昨年は、久々のレースに大勢の観客が詰めかけて、渋滞が問題になったが、今年は、改善策が講じられ、開幕を待っている。
見どころは、ミストラルと呼ばれる長いストレートに続く高速コーナーの“シーニュ”。1988年、16戦15勝したマクラーレン・ホンダで、アラン・プロストとアイルトン・セナの先陣争いなど、数々のドラマが起きている。スタート直後にレイトン・ハウスのマウリシオ・グージェルミンが接触から宙を舞った1989年を思い出す人もいるだろう。
今年のレースは、53周。まずは、ポールポジションは、ハミルトン+メルセデスの1分30秒029。まずは、ボッタス+メルセデスがレース中に記録した最速ラップの1分34秒225を目指して、20日金曜日にセッションが始まる。
[STINGER]山口正己
photo by PIRELLI