アルボン+トロロッソ・ホンダにスペック3!!
フランスGPでホンダは、レッドブル・ホンダとトロロッソ・ホンダの4台のうち、3台にスペック3を供給した。1人だけ取り残されたのがアレキサンダー・アルボンだったが、これは、パワーユニット交換のペナルティを、チームメイトのダニール・クビアトと分散するための苦肉の策だった。
フランスGPでクビアトはグリッドダウンのペナルティを受けたが、オーストリアではアルボンがペナルティを受けて後ろからのスタートになる。
ペナルティはペナルティで厳しい状況だが、ここで、思い出しておきたいのは、中国GPだ。アルボンは、フリー走行でクラッシュして予選を走れず、ピットスタートを課せられたが、レースでは、“good job!!”連発のピット無線の声援を受けながら、ポイントをゲットした。
それを思い出しておけば、オーストリアGPの楽しみがひとつ増えることになる。
[STINGER]山口正己
photo by TOROROSSO