フェラーリが弱気、ホンダは強気のイギリスGP
今週末のシルバーストンのイギリスGPに向けて、フェラーリのビノット代表は、“フェラーリに勝機を見いだしにくい”という若干弱気なコメントを海外へディアで語っている。
一方で、オーストリアで優勝したホンダのパワーユニットの開発を統括するホンダのF1開発基地のさくら研究所の浅木泰昭執行役員は、9日のインタビューで、まったく異なる見解だった。
「去年のスペック3から入れている燃焼形態を突き詰めている。突き詰めて出したことがないパワーを出すと壊れたことがないところが壊れていましたが、いまは、多少無理が効くところ来ているので、もうちょっとイケルと思っています」
シルバーストンは、パワーサーキットといわれる。ここでは、今年のF1のパワーユニットの序列から、【STINGER】では、フェラーリ100-メルセデス96-ホンダ94-ルノー90のオーダーと予測しているが、一方で、ダウンフォースとドラッグのバランスが重要、なコースだ、という見方もある。
ダウンフォースとドラッグのバランスという見方から、レッドブル・ホンダに分がある?! つまり、レッドブル・ホンダがオーストリアに続いて、面白いレースを見せてくれるかもしれない、という結論だ。
12日金曜日から始まる2019F1GP第10戦のイギリスGPから、目が離せなくなった。
[STINGER]山口正己