リッチエナジー、ハースF1チームを切り捨てる!!
黒に金のストライプ、JPSカラーの再来と話題となったリッチエナジーが、母国のイギリスGPを前に、HAAS F1レーシングとの契約を突然終了した。前戦のオーストリアで、“ライバル”のエナジードリンクであるレッドブルをスポンサーに持つレッドブル・ホンダが優勝したことを引き合いにだし、公式ツイッターで“業績不振のために契約を終了する”と伝えた。
今年のハースF1チームは、第9戦オーストリアGPまで、入賞は3回だけ。僅か16点に留まり、後ろにはウィリアムズがいるだけの状況となり、リッチエナジーは、「レッドブルが勝った。後ろにいることは受け入れがたい。さまざまな状況が私たちのビジネスを阻害しています」と切り捨てた。
確かにパフォーマンス不足は否めないが、我慢強さが足らない?! この決定を下したリッチエナジーの中枢の方々には、F1の難しさと高度なテクノロジーは、自社ブランドの浸透同様、一朝一夕には成就しないことを、リッチエナジーをのみながらお考えいただきたい気もする。
[STINGER]山口正己
photo by HAAS F1 TEAM