久保田克昭、FOSでトップ10入り!!–『グッドウッド・フェスティバルofスピード』トップ10
7月第一週に行なわれた『グッドウッド・フェスティバルofスピード』のヒルクライムのトップ10が発表された。
1993年の開始当初、ヒルクライム・アタックは呼び物だったが、死亡事故をキッカケに、アクセルターンなどの見せ場をメインに展開していたことから、比較的ひっそりと2週間経過したところで発表された。
トップ10最速は、昨年、アメリカのパイクスピークで優勝したVW電気自動車のID.Rで、唯一、40秒を切る圧倒的なスピードを、ロマン・デュマが記録した。
また、オールドF1で活躍する久保田克昭がドライブした美しいマーチ761が、トップ10入りを果たした。
このマーチ761は、1976年のF1GPに、ロニー・ピーターソンがステアリングを握っていたマシン。富士スピードウェイで行なわれた日本初の日本GPで注目を集め、映画『ラッシュ』にも登場したそのもの。
F1は他に、ジャッキー・スチュワート一家のティレルや、佐藤琢磨がドライブしたマクラーレンMP4/4などが出走した。
また、6位のオリバー・ソルベルグは、3位に食い込んでいるWRCでお馴染みのペター・ソルベルグの息子で17歳!! 世界の広さと狭さを同時に証明した。
◆グッドウッドFOS2019スルクライムトップ10
1. ロマン・デュマ フォルクスワーゲン ID.R 39秒
2. ジェルミー・スミス ペンスケ・シボレーPC22 44秒64
3. ペター・ソルベルグ フォルクスワーゲン ポロWRX 45秒35
4. ジョージ・バイディンガー BMW E36 V8 Judd 46秒13
5. ニック・ハイドフェルド マヒンドラ M6エレクトロ 46秒45
6. オリバー・ソルベルグ シトロエン DS3 WRX 47秒05
7. ジェイムス・コッティンハム ダラーラSPL 48秒36
8. マテオ・フェレーラ-アツァ リジェJS11 48秒94
9. ダン・ハーパー ポルシェ911GT3 Cup 49秒39
10. 久保田克昭 マーチ・コスワース761 51秒11
[STINGER]山口正己
photo by GOODWOODFOS