ドイツGPに来るものと去るもの–トロロッソ・ホンダに新スポンサー
レッドブル・トロロッソ・ホンダは、今週末に行なわれるドイツGPに向けて、新たなスポンサーが付いたことを発表した。
新たに、トロロッソ・ホンダのボディにロゴがペイントされる“PTT Lubricants”は、タイの添加剤メーカーPTTORの添加剤ブランドで、チーム所属のドライバーのアレキサンダー・アルボンがタイの血を引いていることをスポンサー契約の理由。「国際的な舞台でタイ人の可能性を実証するために」とTPPOR代表者は語っている。
さらに、モノコックの左右に大きく表現された“MOOSE”は、『MOOS CIDER』(モース・サイダー)という清涼飲料。アップル・クラフト・サイダーは、発酵したリンゴから作られるアルコール飲料で、こちらもタイの会社。
開幕戦のデビュー以来、着実なレースで心境著しいアレキサンダー・アルボンを、F1人気上昇中のタイが応援する羨ましいストーリーだ。
一方、内紛からF1を“逃亡”したリッチ・エナジーが話題となったHAASは、ドイツGPの告知に、リッチエナジーのカラーリングを外した写真を使って、新たなスポンサー活動を始める。
[STINGER]山口正己
photo by Moose Craft Cider / PTT Lubricants / HAAS F1 TEAM