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待ちきれない『フォードvフェラーリ』、11月に封切り!!

舞台は1960年代中盤のルマン24時間。フェラーリの天下だったルマン24時間に乗り込む壮大な計画がスタートする。キャロル・シェルビー、ケン・マイルズなど、古いレースファンには堪らない名前が並ぶ。

フォードのルマン24時間挑戦の裏に、世界進出を果たしたフォードが、自分たちに唯一足らないのが、インディ500よりも世界的に名高いルマン24時間を連覇しているフェラーリが持つ神秘性だと気付いて、フェラーリを買収しようと画策したことがきっかけだった。

エンツォ・フェラーリは、フォードとの契約は、最後の契約書にサインする段階で、ひとつだけ気になったのは、「フェラーリさん、あなたは買収の後も、工場を自分の思う通りに運営できると思っているのですか?」というフォードの取締役の言葉だった。

エンツォは、この条件を理由に契約書のサインをやめたのだが、このとき、彼の脳裏には、ある画策があったという説がある。

フォードの扱いをイタリアメディアにコメントした。エンツォに同調したイタリア国民は、フォードに対して怒りを感じた。そのイタリア国民の中に、フィアットもいた。後年、フィアットがフェラーリを買収することになるキッカケが、実はフォードのルマン計画だったのではないか、というのがその画策の筋書きだ。

事実は分らないが、『フォードvフェラーリ』が待ち遠しいのは、そうしたバックボーンがあるからだ。

そのころは、日本のモーターレーシングの創世記だった。鈴鹿サーキットから富士スピードウェイに舞台を移して大排気量マシンの闘いになっていたレースが、ルマン24時間やCAN-AMに強い影響を受けていたことも、この映画の魅力をする。

残念ながら日本での上映は決まっていないが、是非、日本でも観たい。予告編だけでこめかみがジンジンする。

ハッシュタグは、「#FORDvFERRARI」。

[STINGER]山口正己

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