40度超えのドイツGPから一転!?
週末のドイツGPに向けて、ホッケンハイムでは、明日のセッション開始を待っている。
週末の天気予報が、40度を超える予測が出て、これは各チームの見込みより高くなるということから、冷却に弱点があるといわれるメルセデスの苦戦を予想する声もあった。そうなら、ホンダ・パワーがまたまた活躍するという期待が膨らむ。
しかし、ここにきて、天気予報が、金曜日は40度を超える高温になるが、土曜日と日曜日は気温が下がり、雨が降る、と伝え始めて、話が違ってきた。
雨になると、シャシー・ポテンシャルと、パワーユニットのドライバビリティ、そしてドライバのテクニックよりむしろ肝っ玉が試される。となると、マックス・フェルスタッペン+レッドブル・ホンダの出番になる。一方で、繊細なドライビングという意味で、去年、雨の中でトロロッソ・ホンダを巧みにコントロールしたピエール・ガスリーにもスポットライトが当たる?!
舞台となるホッケンハイム・リンクは、グリップレベルや舗装の路面状況が平均的なレベルにある。比較的滑りやすく、繊細な扱いが好タイムにつながるコースだ。
総合力で優れるメルセデス+ルイス・ハミルトンが強いのか、北欧産まれで滑る路面とお手の物のバルテリ・ボッタスが来るのか、それともレッドブル・ホンダが輝くのか。シャルル・ルクレールと、去年、終盤までトップにしたセバスチャン・フェッテルもわすれてはならない。
もちろん、中断の先陣争いからも目が離せない。興味が尽きない週末がやってくる。
[STINGER]大和 空/Sora Yamato
photo by PIRELLI