フェラーリ、FP2も1-2!!–だが不気味なメルセデス
気温37度超の灼熱のホッケンハイム・リンクで、2019F1GP第11戦ドイツGPが行なわれ、フリー走行1、2とも、フェラーリが1-2を固め、メルセデスを押さえ込んだ。
セッティングが進んだ午後のフリー走行2のトップタイムはシャルル・ルクレール。セバスチャン・フェッテルとの差は0.124秒と、フェラーリF90の好調を感じさせた。
しかし、フェッテル+フェラーリと0.22秒差にいる3番手のハミルトン+メルセデスはミディアムタイヤ、5番手のボッタス+メルセデスはハードタイヤで記録したタイム。ハミルトンは、ソフトでセクター1とセクター2で最速タイムを記録しながら、セクター3を走らずにそのままピットインしてセクター3までの1周をソフトタイヤでは走っていず、明日の予選では違う結果になるかもしれない。
とはいえ、メルセデスも安泰ではなく、特にボッタス+メルセデスは、何度もコースオフを繰り返し、気の抜けない闘いを証明している。
5番手にアストンマーチン・トロロッソ・ホンダのマックス・フェルスタッペンが滑り込んだが、チームメイトのピエール・ガスリーは不運に見舞われた。フリー走行2終盤に、最終コーナーをオーバーランしてバリアに接触、サスペンションを中心に、マシン左側を大破してしまった。
ガスリーのミスとは思えない奇妙なコースアウトの仕方だったが、詳細は追ってお届けする。
ホッケンハイムは、初日を終えた金曜日夜半に雨が降っており、明日の予選と明後日の決勝の天気予報は雨を予測し、気温も大きく下がると見られている。
◆ドイツGPフリー走行2結果
1. ルクレール+フェラーリ 1分13秒449
2. フェッテル+フェラーリ 1分13秒573
3. ハミルトン+メルセデス 1分13秒595
—-以下、1分14秒台
4. ボッタス+メルセデス 1分14秒111
5. フェルスタッペン+レッドブル・ホンダ 1分14秒133
6. グロジャン+ハース 1分14秒179
7. ストロール+Rポイント
8. ライコネン+アルファロメオ
9. フルケンベルグ+ルノー
10. ペレス+Rポイント
11. サインツ+マクラーレン
12. クビアト+トロロッソ・ホンダ
—-以下、1分15秒台
13. リカルド+ルノー
14. アルボン+トロロッソ・ホンダ 1分15秒062
15. ガスリー+レッドブル・ホンダ 1分15秒089
16. ノリス+マクラーレン 1分15秒247
17. ジオヴィナッツィ+アルファロメオ
18. マグヌッセン+ハース
—-以下、1分16秒台
19. ラッセル+ウィリアムズ
20. クビツァ+ウィリアムズ
[STINGER]山口正己
photo by FERRARI
video by formulaone.com