フェラーリを予選で襲った悪夢
金曜日からの週末を、総てトップタイムでこなしていたフェラーリを予選で悪夢が襲いかかった。セバスチャン・フェッテルはQ1のアウトラップでパワーがないことをピットに伝え、チームからの指示でゆっくりとピットに戻ったが、コクピットを降りた。
孤軍奮闘のプレッシャーの中でQ3に進出したルクレールはしかし、Q3をスタートすることはなかった。
スクーデリア・フェラーリのマティア・ビノット代表は、「今日起こったことを詳細に分析しています」と困惑の表情でコメントした。
「今分かっているのは、2台のクルマに起こったことは、まったく異なる問題であり、どちらもこれまでに起きたことのないことでした。セブ(フェッテル)はターボのインタークーラーのトラブルでしたが、交換したばかり、ルクレールは、燃料ポンプのコントロールユニットに問題があったようですが、表面的な答えではなく、きちんと調査しなければなりまん」
「今週末、レースでのペースが良いことを確認したけれど、予選では力を示すことができなかったことにフラストレーションを感じています」
「私たちは自分自身に腹を立てており、私は、起こったことに責任を感じていますが、冷静に判断して明日も最善を尽くさなければならないことも理解しています」
[STINGER]大和 空/Sora Yamato
photo by FERRARI