ミック・シューマッハ、父の2004で感激のラップ
2019F1GP第11戦の予選日の7月27日土曜日、フリー走行3を終えたホッケンハイム・リンクで、ミハエル・シューマッハが2004年に18戦13勝したフェラーリF2004を息子のミック・シューマッハがデモ走行した。
15年前、ミハエル・シューマッハは、このマシンで7回目のチャンピオンに向けて、ポールポジションからドイツGPで優勝した。ちなみに2位はBARホンダのジェンソン・バトンだった。
フェラーリ・ドライバーズ・アカデミーのドライバーであるミック・シューマッハは現在、プレマ・チームからフォーミュラ2を戦っているが、左半分が父親の、右半分が自分のカラーリングをペイントしたヘルメットを被って赤いマシンのコクピットにもぐり込んだ。
ドライブを終えたミックは、「父のクルマに乗るのは感動的な出来事で、コースインを待つ短い時間が1時間にも感じました。ボクにとって夢だった光栄な機会を与えてくれたフェラーリとF1に感謝します」と感激のコメントを語り、15年前を思い出した。
「父をテレビで見て、この象徴的なクルマでたくさんのレースで優勝したことを覚えています。今日は、V10エンジンのパワーと音に感動しました」
「大きなスタンドから観客が応援してくれているのを見たけれど、V10の甲高い音に消されて歓声は聞こえませんでした」
明日、ミックは、ドライバーズパレードの前に、再びF2004のステアリングを握ることになっている。
[STINGER]大和 空/Sora Yamato
photo by FERRARI