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W表彰台を得たホンダ・パワーのドイツGP

苦労が実ったトロロッソ担当の本橋副テクニカルディレクター。

ストンマーチン・レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが優勝、レッドブル・トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトが3位表彰台、ホンダPUが表彰台に二人を押し上げる素晴しい結果になった。

雨で迎えた日曜の決勝レースは、コンディション確認のため3周のフォーメーションラップから始まり、スタンディングスタートで幕を開けた。。レッドブルのフェルスタッペンとガスリーはスタートで出遅れたが、フェルスタッペンはすぐに3番手まで挽回。ガスリーは早めのピットストップでさらにポジションを落としたが、追い上げを開始した。

16番手からスタートトロロッソ・ホンダのアルボンは、8番手まで追い上げ、初のウエットF1で強さを見せた。

25周目のセーフティカーのタイミングでフェルスタッペンはミディアムタイヤに交換したが、その後再度雨が降り始め、インターミディエイトタ イヤに再度変更したが、タイミングのいいピットストップで、フェルスタッペンはトップへ。その後、全5回のピットストップを実施。フェルスタッペンもチームも冷静さを保ち、ここ3大会で2度目の優勝を勝ち取った。

残り20周となった3度目のセーフティカー中、レッドブル・トロロッソ・ホンダのクビアトが他チームより1周早くスリックタイヤに変更。この判断で3番手に浮上、その後ストロールをオーバーテイクして、2番手に着けた。

レースを通して両チームの作戦と判断は的確で、終盤にはホンダPU搭載の4台がトップ7以内を走行した。しかし、最後のセーフティカーの後、残り5周で再開したところでアルボンとガスリーが6番手争いで接触、マシンにダメージを負ったガスリーは惜しくもリタイアとなった。

また、セーフティカーにより各マシンの差が縮まり接近戦となったため、クビアトはフェラーリのベッテルに抜かれたが3位表彰台。トロロッソ・ホンダとしては2008年以来、ホンダとしては1992年以来のダブル表彰台となった。

ホンダF1レーシング田辺豊治テクニカルディレクター
「フェルスタッペン選手が今季2勝目、クビアト選手が3位表彰台獲得と、すばらしいレース結果になりました」

「レースはウエットとドライが入り混じる難しいコンディションにより大荒れの展開となりました。そんな中、両ドライバーのすばらしいドライビング、非常に的確なチームのストラテジー、それに幾度にも渡ったピット作業を迅速かつ確実に成し遂げ たピットクルーの仕事により、見事ダブル表彰台を獲得することができました。両チームのすばらしい仕事に感謝しています」

「前回のオーストリアでのストンマーチン・レッドブル・ホンダの表彰台に続き、今回はレッドブル・トロロッソ・ホンダと一緒にポディウムに登ることができましたトロロッソと昨年ゼロから一緒にプロジェクトをスタートしてきた歴史を思うと、ホンダにとっても本当にうれしい表彰台になりました。スクーデリア・トロロッソのメンバー全員に、心からおめでとうの言葉を送ります。今日はこの特別な一日を、両チームと一緒に祝おうと思います」

「そして明日からはまた、来週末にやってくるハンガリーGPに向けた準備を進めます」

ホンダF1レーシング本橋正充トロロッソ担当チーフエンジニア
「いままでトロロッソと一緒にたくさん苦労してきたので格別な想いです。ここのところ調子があまりあがらなかった中で、今日も本当に難しいレースになりましたが、すべてがうまく噛み合ったと思います」

「昨年も4位入賞はあったのですが、いつもあと一 歩のところでうまくいかないレースも多かったです。そんな中、今日は本当に『やりきった』と言う手応えを感じられる忘れられないレースになりました。チーム、ドライバー、そしてすべてのホンダF1のメンバーの努力に感謝します。ここまで応援してくれた皆さん、本当にありがとうございます」

優勝のマックス・フェルスタッペン
「このようなレースで優勝できて最高ですし、ホンダとともに今季2勝目を挙げられたのもすばらしいことです。スタートで何が起きたのか自分でもよく分かっていませんが、右側のグリッドにいたマシンはみんなグリップが低かったように思います。クラ ッチをつないだときにはひどいスタートになっていましたが、冷静にメルセデスの後ろにつけました」

「気流が乱れ、路面が乾いてタイヤにも厳しくなっていたので、パスするのはたいへんでした。そこからは、戦略の判断がすべて当たりました。スリ ックタイヤに変えたときには360度回るスピンを喫してしまいましたが、幸いにも走行を続けることができました」

「再びインターミディエイトを履いてからはレースをリードしてペースをコントロールすることができたし、マシンのペースを十二分に 発揮しました。先頭に立ってからはなるべくリスクを避けましたが、全体的な感触もよくなっていました。とても難しいコンディションで、サバイバルレースになりましたし、変化する状況への対処は簡単ではありませんでした」

「チームの判断はす べて正しく、他チームの状況やセクタータイムを注視しながら適切な情報を与えてくれました。最高のチームです。みんなが連携していい仕事をしてくれました。僕にとってはこれまでで最も難しいレースの一つで、そこでトップに立てたのは最高 の気分です」

「ウエットでのドライビングを楽しみましたが、それはマシンがよかったからこそだと思います。自分の腕とマシンの両方が力を発揮できてのこの結果に、とても満足しています。(母国オランダのカラーである)オレンジを身につけたファン がたくさん来てくれましたし、首位に立ってその光景を目にするのはすばらしかったです。チームのみんなに感謝しています。たいへんだったけど、最高の決勝日になりました」

クリスチャン・ホーナー・レッドブル・チーム代表
「今日のマックスとチームのパフォーマンスは信じられないほどで、5回のピットストップを経ての優勝になりました。マックスはこの難しいコンディションでも集中して、すばらしいペースを発揮して勝利をつかみ取りました」

「Hondaにとってはダブル表彰台という最高の結果になりましたし、トロロッソと、昨日父親になったばかりのダニール・クビアトにも心からおめでとうと言いたいです」

「今日はピットクルーもすばらしい仕事をしてくれたので、それに報いるためにも、我々のチーフメカニックであるフィル・ターナーに表彰台でコンストラクタ ーズトロフィーを受け取ってもらいました」

「ピエールは、いい展開が訪れた時間帯もあり、トップ5以内でフィニッシュも可能だっただけに残念です。アルボンとの接触は私も目にしましたが、幸いにも両者にケガはなく、ピエールもここから挽回してくれるでしょう」

[STINGER]大和 空/Sora Yamato
photo by Honda

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