上出来 !!–トロロッソ・ホンダのベルギーGP
後半戦の開幕を告げるベルギーGPで、ホンダのパワーユニットをするトロロッソ・ホンダは、ダニール・クビアトが7位、ピエール・ガスリーが9位でダブル入賞を達成し、合計8点を計上した。
ダニール・クビアト(レース:7位)
「今日は素晴らしいレースができまでした。最後列からスタートして7位は素晴らしい結果でした。気温が下がれば、クルマのパフォーマンスが良くなることが分かっていて、実際、レースで大きくポジションを上げました。優れたタイヤ管理と戦略で、競争力のあるペースで何台もオーバーテイクできました。すべてが組み合わさったレース結果には本当に満足しています。とても楽しかった!!」
ピエール・ガスリー(レース:9位)
「ボクのキャリアの中で最も感情的なレースでした。アントワン(ユベール)のために最高のパフォーマンスを発揮することを課題にし、最終的に良い結果となりました。厳しいレースになるとわかっていたけれど、トロロッソに戻った最初のレースで2ポイントを獲得できたのはうれしいです。柔らかいタイヤでスタートするアグレッシブな戦略で、レースの後半は、より柔らかいコンパウンドのライバルと戦う必要があることを知っていました。序盤を攻め、後半を護る戦略でベストを尽くしました。接近戦の末にチームとアントワン(ユベール)のために、9位2ポイントを獲得できて本当にうれしいです。レース中に、レッドブルとクルマがかなり違うことをたくさん発見しました 」
ジョディ・エッギンズ・テクニカルディレクター
「予選の後に、レースでは改善が必要と言った通り、2台ともそれを達成できてチャンピオンシップのポジションを固めることができました。二人がスタートから激しくプッシュし、ポジションを固めたため、レースの最後の3分の新鮮なオプションタイヤを確保するために、ダニールを長く走らせることができ、ピエールが落ち着いてチームにうまく溶け込むのを見るのは素晴らしいことでした。チャンピオンシップで5番手をキープして次のモンツァを迎えられます」
フランツトストチーム代表
「グリッド後方から、とても興味深いレースができました。PU変更で19番手スタートのダニール(クビアト)と、13番手からのスタートだったピエール(ガスリー)の戦略を分け、柔らかいオプションタイヤをピエール、硬目のプライムタイヤをダニールでスタートしました。スタート直後の混乱をうまく交わして、ピエールは9番手、ダニールは11番手につけ、最初のスティントでは大きな問題に遭遇することはありませんでした。フルケンベルグ(ルノー)の動き見てピエールをピットインさせ、プライムに交換しました。ピエールはその後、本当に良いドライブを見せていましたが、最後にタイヤの性能が少し失われ、タイヤが新しいダニールとポジションを入れ替えました。ダニールはリカルドのルノーを見事に追越し、7位でゴール、使い古したタイヤのピエールも、9位でポイントでフィニッシュできました。二人で8ポイントを奪い、コンストラクターズチャンピオンシップで5位になりました。ドライバーが素晴らしいレースをし、戦略と運用の両方で、チームは本当に良い仕事をしてくれて、ホームグランプリであるモンツァでのレースを楽しみになりました」
ホンダF1レーシング田辺豊治テクニカルディレクター
「フェルスタッペンを除く3人は、グリッド後方からスタートしましたが、3人ともポイント圏内でゴールしました。トロロッソの2台は良いペースを見せており、ホンダのパワーユニットを使うドライバーの戦いは刺激的でした! PU側では、クビアト選手とアルボン選手に導入したスペック4が期待通りの働きをし、シーズン後半に対して分析するための多くのデータを収拾できました」
[STINGER]大和 空/Sora Yamato
Photo by Red Bull Toro Rosso HONDA