前代未聞、アタックなしのQ3–2019F1GP第14戦イタリアGP予選
なんてこった!! フロントローのルイス･ハミルトンも思わず?!
9月7日にミラノのオートドロモ･ディ･モンツァで行われた2019F1GP第14戦イタリアGPの予選は、前代未聞のことが起きた。
Q3アタックのラストアタックで、全車が一斉にギリギリでコースイン。高速モンツァはスリップストリームが効くことで知られるが、全員がスリップストリームを意識して牽制し合った結果、チェッカードフラッグの時間に間に合ったのは先頭を走っていたサインツ＋マクラーレンだけとなり、他の9人はアタックのチャンスを失って幕切れとなった。
この結果、1アタック目のタイムがそのままQ3結果となり、フェラーリのシャルル･ルクレールがポールポジションと、メルセデスのルイス･ハミルトンのフロントローが決まり、スタンドを赤く染めた観客は、フェラーリのポールポジションは嬉しいけれど、最後の闘いを見られず肩すかしを食ったことで、あっけにとられるモンツァらしくない終幕となった。
ホンダ勢は、元々PU交換のペナルティで降格が決まっていることから、マックス･フェルスタッペン（レッドブル･ホンダ）はQ1に出走せず、Q3にはアレキサンダー･アルボン（レッドブル･ホンダ）だけが残り、Q3の奇妙な成り行きでタイムを記録できずに8番グリッドに甘んじた。
予選で目立ったのは、新しいパワーユニットを投入したルノーのスピード。2台ともQ3に進んで、3列目に黄色いマシンを並べた。
明日の決勝レースは、15時10分（日本時間22時10分)にスタートする。
◆イタリアGP予選結果
1. ルクレール＋フェラーリ 1分19秒370
2. ハミルトン＋メルセデス 1分19秒346
3. ボッタス＋メルセデス 1分19秒354
4. フェッテル＋フェラーリ 1分19秒457
5. リカルド＋ルノー 1分10秒839
—-以下、1分20秒台
6. フルケンベルグ＋ルノー
7. サインツ＋マクラーレン
8. アルボン＋レッドブル･ホンダ
9. ストロール＋Rポイント
10. ライコネン＋アルファロメオ
—-以下、Q2ノックアウト
11. ジオヴィナッツィ＋アルファロメオ
12. マグヌッセン＋ハース
13. クビアト＋トロロッソ･ホンダ
14. ノリス＋マクラーレン
15. ガスリー＋トロロッソ･ホンダ
—-以下、Q1ノックアウト
16. グロジャン＋ハース
17. ペレス＋Rポイント
18. ラッセル＋ウィリアムズ
19. クビアト＋トロロッソ･ホンダ
20. フェルスタッペン＋レッドブル･ホンダ
［STINGER］山口正己
