ホンダ･パワーのドライバー予選コメント
4人は異口同音に、「レースペースはいい」。
エンジン交換のペナルティで低調な予選に甘んじたホンダ陣営の4人は、全員が、レースペースに自信をもっている。モンツァは追越しが比較的容易なコース。レースでのリカバリーが期待される。
ピエール･ガスリー（トロロッソ･ホンダ）
FP3 : 13位
Q1: 1分20秒508
Q2: 1分21秒125(15位)
「ポジティブな土曜日でした。ペナルティーを受けることが決まっていたので、午前中はロングランを行い、燃料が多い状態での走りを確認しました。予選ではマシンの状態を確認しましたが、マシンのフィーリングはよく、9番手タイムを記録で きました」
「決勝では後方スタートが決まっていたので、Q2はQ1で使ったタイヤをで走りました。レースウイークをとおしてマシンの状態がよく、いいペースで走れているので、決勝でいい結果を出せ ると思っています」
ダニール･クビアト（トロロッソ･ホンダ）
FP3 : 10位
Q1: 1分20秒723
Q2: 1分20秒630(13位)
「残念ながら今日は自分たちのペースで走れませんでした。Q2の最後のアタックで渋滞に阻まれ、前方のマシンのミスなどで、トラフィックに捕まってしまいました。それがなければQ3に進出できていたので残念です。いつもと違うことに挑戦し、うまくいかなかったけれどいい勉強になりました」
「簡単ではいけれど、明日はポイント獲得を目指ます。金曜日にいいペースを確認できていて、パッケージは競争力があるので、しっかりと準備をしてスパのようなレースをすれば、いい結果を出せると思います」
アレキサンダー･アルボン（レッドブル･ホンダ）
FP3 : 8位
Q1: 1分20秒382
Q2: 1分20秒021
Q3: Notime(8位)
「まだマシンを速くする方法を学んでいるところですが、それでもQ3の1回目のアタックはいい手応えを感じました。Q3では4～5番手を狙っていましたが、赤旗でアタックを中断しなければならず、2回目のアタッ クで確実にいいタイムを記録することが最優先でしたが、他のマシンは、スリップストリームを得るために牽制し合って非常に遅かったです。スリップストリームを得て走れば、0.2～0.3秒タイムを稼げるので、時間内にコントロールラインを横切るために前のマシンをオーバーテイクしましたが、タイヤを温めるためのウェイビングで非常に低速で、ターン4で、“これは間に合わない”と気付き、ラップの終わり近くでは全力でプッシュしている状況でした」
「いいグリッドを得られれば明日のレースが楽になったはずなのでフラストレーションがたまる結果でしたが、昨日のロングランペースはよか ったので、明日は充分に戦えると思っています」
マックス･フェルスタッペン（レッドブル･ホンダ）
FP3 : 2位
Q1: Notime(DNF)
「今日の予選は予定どおりに進めることができませんでした。ペナルティーで後方からのスタートが決まっていたので、Q1では1周だけ走行して、自分たちの競争力を確認したいと思っていましたが、ターン2でパワーロスを感じてアタックをやめました。ただ、今年はレース中のトラブルはないですし、今回の件は特に明日に向けた不安要素になるとは感じていません」
「今回投入したアップデートはFP3の結果からもわかるとおりパフォーマンス面で機能していると感じています。ただ、強力なマシンが前にいて、レースがドライになると、トップ集団は最初の数周で逃げて行ってしまうため、厳しいレースになると考えています」
「モンツァはコーナーが少なく、競争力はかなり拮抗しているので、差を縮めるのは難しいと思いますが、雨になるとタイム差は大きくなるので、ポジションを上げていくことは可能だと思うので、雨になればいいのですが、ドライでもマシンはいい状態なので、楽しくなると思 っています。トップ5が目標です」
［STINGER］山口正己
photo by Honda
