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松下信治、モンツァのF2レース1で完璧な勝利!!

F2に再挑戦している松下信治(カーリン)が、2019FIA-F2第10大会のレース1で優勝し、先週のベルギーでなるなったアントワン・ユベールに勝利を捧げた。

5番グリッドからスタートし、スタートでダッシュを決めた松下信治は、1コーナーまでにまず3番手に駒を進め、2周目にユニ・ヴァートシのグァンユー・ゾーが1コーナーでコースオフして2位を召し上げ、5周目に、1コーナーでソフトタイヤを履いたトップのカルム・アイロット(ザウバーJr)に仕掛け、その後の高速コーナーのアウト側から、ズバッと仕留めてトップに立つと、7周目にピットインしてミディアムタイヤに交換して6番手でレースに復帰。以後、安定したペースでレースを進め、30周レースの23周目にフロントウィングの翼端板が破損して飛ぶトラブルをしのいで、今期レース1て2勝目、GP2時代からF2通算6勝目を飾った。

先週のベルギー戦で亡くなったアントワン・ユベールのキャップを被って表彰台に上がった松下信治は、「スタートもうまくいって、プレッシャーもなにもなく、クルマがとても調子よかった。リヤタイヤをマネージメントし、すべてをコントロールできました。先週のことがあったので、感情的でしたがチームにとっていい成績が取れました」とコメントした。

ポイントリーダーのニック・デ・ブリース(ART)は、予選4位のタイムを記録したが、燃料提出義務違反で予選タイムが抹消され、最後尾グリッドからレースをスタートしたが、鬼神の追い上げで3位表彰台によじ登った。

15番手から初のF2を走った佐藤万璃音(カンポス・レーシング)は、デビュー戦を12番手でゴールした。

日曜日のレース2は、レース1の上位8台のリバースグリッドで行われるが、このレースでも松下信治が力を見せることが期待されている。

◆FIA-F2第10大会レース1トップ10
1. 松下信治 カーリン
2. ルカ・ギオット ユニ・ヴァートシ
3. ニック・デ・ブリース ART
4. カルム・アイロット ザウバーJr
5. セルジオ・セッテカマラ DAMS
6. ジョーダン・キング MPモータースポーツ
7. ジュリアーノ・アレジ トライデント
8. ジャック・エイトキン カンポス
9. ショーン・ゲラエル プレマ
10. マハヴィーヤ・ラグナタン MP モータースポーツ
12. 佐藤万璃音 カンポス・レーシング

[STINGER]山口正己
photo by FIA-F2

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