ピレリ、18インチタイヤの準備着々
フォーミュラ1の公式タイヤサプライヤーであるピレリは、2021年F1シーズンに投入される予定の18インチタイヤの2日間のテストを行なった。
テストは、ルノーF1チームの協力で、テストドライバーのセルゲイ・シロトキンがドライブを担当し、フランスのポールリカールを、2日合計で200周以上走破した。
ピレリのマリオ・イゾーラF1&カーレース責任者は、新しいタイヤは「F1の顔を変える」とコメントした。
「予定のプログラムを完了し、2日間で213ラップを18インチタイヤでカバーしました。私たちにとって新世代のタイヤを最初に実走行させたこと、今年の残りのレースと来年のための開発に非常に役に立ちました」
「もちろん、これらはまだごく初期段階ですが、良い気象条件で必要なすべての予備データを収拾しました。ルノーとセルゲイに感謝します」
ピレリは、今回のテストで、現在使われている13インチタイヤの2020年モデルの開発プログラムを終了した、としている。このテストは、エステバン・オコンをシートに納めたメルセデスで行ない、212ラップを消化した。
今後、2019シーズン終了後の12月に、査収せんアブダビGPの会場となるヤス・マリーナ・サーキットでのシーズンオフテストで、2020タイヤが全チームに供給されてテストが行なわれる予定。
[STINGER]大和 空/Sora Yamato
photo by PIRELLI