2018年のシンガポールGP
1年前の9月16日に決勝レースが行なわれたシンガポールGPは、フリー走行で駿足を見せていたフェラーリに対して、予選になるとメルセデスが台頭、ハミルトン+メルセデスが2017年のフェッテル+フェラーリのポールタイムを3秒縮めて力を見せ、レースでもまったく危なげなく61周を走りきってシーズン7勝目を飾った。
ハミルトンは、スタートでダッシュを決め、予選2番手のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)を寄せつけることなくチェッカードフラッグを受けた。タイトルを争うセバスチャン・フェッテル(フェラーリ)は、タイヤ交換を早めに行なったが、ピットアウト後にペレス+フォースインディア引っ掛かって進路を阻まれ、勝機を失った。
レースはスタート直後にフォースインディアの同士討ちでセフティカーが入る波瀾の幕開けの中で、短命だったはずのハイパーソフト・タイヤが、レース距離の半分近くを走れることが発覚、レース終盤は緊迫感のない展開になった。
中団グループの中で別格の巧さを見せたのがフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)。三強を除く中で唯一、周回遅れにならずに7位でゴール。トロロッソ・ホンダは厳しい週末を脱することなくピエール・ガスリーが13番手、ブレンダン・ハートレーが17番手に甘んじた。
◆2018シンガポールGP結果
1. ハミルトン+メルセデス
2. フェルスタッペン+レッドブル
3. フェッテル+フェラーリ
4. ボッタス+メルセデス
5. ライコネン+フェラーリ
6. リカルド+レッドブル
2018年のシンガポールGP
8. サインツ+ルノー
9. ルクレール+ザウバー
10. フルケンベルグ+ルノー
11. エリクソン+ザウバー
12. ヴァンドーン+マクラーレン
13. グロジャン+ハース
14. ガスリー+トロロッソ
15. ストロール+ウィリアムズ
16. ペレス+フォースインディア
17. ハートレー+トロロッソ
18. マグヌッセン+ハース
19. シロトキン+ウィリアムズ
—-以下、リタイア
オコン+フォースインディア
[STINGER]山口正己
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