トロロッソ・ホンダの初日–「やることが見えた」
トロロッソ・ホンダは、シンガポールGP初日を順調に進め、エッドルズ・チーフ・レース・エンジニアは、「やることが見え、好感触」とコメントした。
また、燃費を気にせずにアタックできる状況で自信があるとのコメントは、予選で上位を狙えることを意味しているが、マリナ・ベイ・ストリート・サーキットは、抜きにくいコース。前方グリッドからスタートできるとレースを有利に展開でき、ここも期待したいところだ。
ジョナサン・エッドルズ・チーフ・レースエンジニア
「シンガポールは、チームのメンバーの気に入りの場所です。ヨーロッパと時差のない時間でのセッションになる結果、FP1とFP3が予選とレースと時間帯が異なり、路面温度が大きく変化します。シンガポールはストリートサーキットであり、ドライバーから多くの情報を得ることができるコースですが、自信を高めるために安定した一貫性のあるクルマで、できるだけ多くの周回を走ることを目指しています」
「 FP1では、バックグラウンドでの空力テストを主体に行ないましたが、すべてが計画どおり。ビエール(ガスリー)のインストレーションラップでレーキの確認を行ない、必要な情報を収集しつつ、クルマのバランスに焦点を合わせ、路面変化を追跡しました。 FP1ではかなり競争力が確認できましたが、FP2に向けて、路面状況の変化に対応できるように改善しました」
「硬い方のタイヤでのFP1は非常に競争力があってポジティブに見えましたが、柔らかい方ではアンダーステア傾向があったため、タイヤの性能を最大限に引き出すことはできませんでしたが、これで、明日に向けてやることがわかりました。燃費走行ではパフォーマンスを向上させる余地はありますが、(予選アタックモードでの)高燃費走行パフォーマンスは問題なさそうです」
[STINGER]山口正己
Photo by Red Bull Toro Rosso HONDA