11回の開催でセフティカー18回の珍記録!!
2008年に始まったシンガポールGPは、セフティカーの出動回数で21戦中最大と言われている。2008年から11回の開催で、セフティカーが出動したのは合計18回に昇る。
記念すべき(?)最初のシンガポールでのセフティカーは、ルノーが、アロンソを勝たせるために、チームメイトのネルソン・ピケJr.に故意にスピン/クラッシュさせたといわれる2008年の“クラッシュゲート”。以後、連綿と歴史を重ね、中には小林可夢偉の2010年や、最近では、2017年のスタート直後の1コーナーで、フェラーリのフェッテルとライコネンの間に入ったフェルスタッペン+レッドブルが接触して大混乱になったシーンが思い出される。
11回の開催で18回の出動、ということは、逆にいえば、セフティカーがないことはまず考えられない、ということになり、その辺りも、チームの作戦の一部として考えられている可能性もある。
特に、三強を除く中団以降では、タナボタを狙った作戦を考えているチームもある?
いずれにしても、この不名誉な記録は、見物する方には、スペクタクルを加速する材料といえなくもない?!
[STINGER]山口正己
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