シンガポールGPを“楽しんだ”レッドブル・ホンダ
シンガポールGPで、マックス・フェルスタッペンが表彰台を射止めた。事前の下馬評では、もっと活躍する期待があったが、ことはそうレッドブル・ホンダだけに味方しなかった。
アレキサンダー・アルボンが6位でゴールしたマリナ・ベイ・ストリート・サーキットの接近戦を終えたレッドブルのクリスチャン・ホナー・チーム代表のコメントは、残り6戦への自信を伺わせるものだった。残り6戦の中には、もちろん、ホンダの地元、鈴鹿の日本GPも含まれる。
クリスチャン・ホナー・チーム代表
「シンガポールは、とても面白い戦略的なレースでした。序盤から、フェラーリのルクレールがペースをコントロールしていて、マックス(フェルスタッペン)とバトルになった残り15周から、フロントランナーの序列がバラけて来たので、マックスと早めのピットインを決めました。ベッテルと同じラップでピットインして、フルケンベルグ(ルノー)後ろでコースに戻ることになり、フルケンベルグをパスするのに少しの時間を費やしました。それがなければ、おそらくマックスはルクレールを捉えることができたと思います」
「メルセデスは最初のピットインを伸ばして、3位でコースに戻りました。そこから、マックスは、ニュータイヤを履いたルイスからのプレッシャーにもかかわらず、非常にうまくコントロールし、なんの間違いを犯さず、表彰台を仕留めました」
「マリナ・ベイ・ストリート・サーキットを初めて走ったアレックス(アルボン)は、にも関わらず、非常に成熟したレースを見せてくれました。彼はトップ6の集団の後ろにいて、我慢の走りを強要されていました。さらに、レースを通じてクリアーラップが取れなかったにも関わらず、レースとタイヤを非常にうまくコントロールしました。前の5台の顔ぶれをみれば、この結果がどういうものか分かるでしょう」
◆シンガポールGPトップ10
1. フェッテル+フェラーリ
2. ルクレール+フェラーリ
3. フェルスタッペン+レッドブル・ホンダ
4. ハミルトン+メルセデス
5. ボッタス+メルセデス
6. アルボン+レッドブル・ホンダ
7. ノリス+マクラーレン
8. ガスリー+トロロッソ・ホンダ
9. フルケンベルグ+ルノー
10. ジオヴィナッツィ+アルファロメオ
[STINGER]山口正己
photo by REDBULL