ロシアGP初日のホンダ・パワー
ロシアGPの初日の金曜日は、レッドブル・ホンダが午後のフリー走行でトップタイムを記録。同じHondaパワーユニット搭載のトロロッソ・ホンダもトップ6内タイムを記録し、幸先いい滑り出しを見せた。
FP1ではフェルスタッペン+レッドブル・ホンダが、トップのルクレール+フェラーリから0.1秒以内の2番手。チームメイトのアルボン+レッドブル・ホンダは、F1マシンで初走行のソチの初セッションを6番手でまとめ、ガスリー+トロロッソ・ホンダは12番手を記録した。
クビアト+トロロッソ・ホンダは、テクニカルトラブルで5周した最終コーナーでストップしたが、FP2までの間にPUに問題なしを確認、PU交換なくFP2を走行した。
午後のFP2では、フェルスタッペンが0.3秒もの差をつけてトップタイム。アルボンは4コーナーでコースをはずれてマシンフロアにダメージを負い、修復を余儀なくされ、さらにセッ ション後半に行なった軽い燃料のアタックではトラフィックにひっかかって10番手でセッションを終えた。
ガスリー+トロロッソ・ホンダはFP2を、三強以外のトップ=6番手の速さを見せた。クビアト+トロロッソ・ホンダは、FP1での遅れを取り戻し、ガスリーから0.3秒差で12番手となった。
ホンダF1レーシング田辺豊治テクニカルディレクター
「今シーズン残りのレースでのPU使用計画を考慮し、ロシアで4台すべてに新品のスペック4 ICEを搭載しました」
「クビアト選手についてはバッテリー以外すべてのコンポーネントを投入しているため、決勝レースは最後尾スタートになりますが、他の3人は、ICEのみの交換のため、5グリッド降格のペナ ルティーを受けることになります」
「FP1ではクビアト選手のマシンに、FP2ではアルボン選手のマシンにトラブルが発生し走行時間を失うなど、必ずしもスムーズな一日とは言えませんでしが、新たな4台のPUに問題はなくセッションを終了 。金曜とは言えフェルスタッペン選手がFP2でトップ、ガスリー選手が激しい戦いの中団グループ最速の6番手と、明日以降に向けて明るい材料だと感じています」
【STINGER】
photo by Honda