鈴鹿に向けて気合充実!!-ホンダパワーの4人のやる気
ホンダのパワーユニットをする4人は、鈴鹿で行なわれる日本GPの前戦のロシアGPで、ポテンシャルを見せ、鈴鹿への期待を高めている。
ピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)
ロシアは、思ったようなレースができず、ポイント獲得のペースがなかったとガスリーは、14番手の日本GPの前戦を振り返った。
「コクピットの中からできることはすべてやりました。途中ダニール (クビアト)と、『なにかが前方で起これば、10番手までポジションアップが叶うかもしれない』という重要な位置で、12番手争いのバトルができ、できる限りのことは試しましたが、速さ足らずにレースウイーク序盤で見せたパフォーマンスを発揮できませんでした」
「次戦の鈴鹿ではいいレースができるよう原因を十分に解明し、準備したいと思います」
ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)
週末をパワーユニットのトラブルで走行を制限されたダニール・クビアトだったが、レースでは力強い戦いをみせた。最後列グリッド後方からスタートし、ポイント圏内まであと一歩のポジションでチェッカードフラッグを迎えた。
「ロシアの結果はチームワークのおかげです。スタートもうまく決めることができ、見応えのあるバトルもできました。最後までバトルができたので、地元ロシアの闘いにとても満足しています。ポイントでお返しができなかったのは残念ですが、チームはとてもいい仕事をしてくれたので感謝しています」
アルボン+レッドブル・ホンダ(レッドブル・ホンダ)
アレキサンダー・アルボンは、パワーユニット交換のペナルティだけでなく、予選を走れなかったことで、ピットスタートを強いられた。しかし、そこから追越し祭りを敢行し、同僚のフェルスタッペンに次ぐ5位まで追い上げた。
「今日の決勝はいい戦いができたし、5位は最善の結果で、レース運びにとても満足しています。 土曜は自分のモチベーションが上がらず、予選後の夜はチームが修復のため作業に時間を費やすこととなったため、今日の結果はそんなチームのためにあると思いますが、ピットレーンからのスタートは容易ではなく、毎回このようなレースをしたいとは思っていません。次戦の日本GPではクリーンでスムーズな展開の一戦になることを願っています」
「ロシアの週末はレース前までタフでしたが、マシンとチームにも段々慣れてきていると感じています。レースウイークでもっと早くスピードを上げ、リズムに乗れるよう努力しなくてはなりませんが、そのためにはもっと多くの周回を走り 、マシンを走行する時間を増やす必要があります。最終戦のアブダビ以外の残りのサーキットは、僕にとって初めての経験となるため、鈴鹿も難しい一戦となるかもしれませんが、新しくコースを学ぶことは好きなので、今から楽しみにしてい ます」
マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
パワーユニット交換のペナルディで5グリッドダウンを貸せれたマックス・フェルスタッペンは、その分を取り戻て4位でゴールした。フェッテル+フェラーリのリタイアというラッキーもあったが、フェラーリとメルセデスに速さがある中で、グリッド降格を取り返したのは、悪くない結果だった。
「トップ3のマシンと比べると明らかに速さは足りていないけれど、 レース終盤で周りがソフトタイヤを履く中でミディアムタイヤで戦うのは辛かった。もちろんもっと多くの表彰台や優勝を獲得したいので、周りの速さに負けないように改善するべきことはまだあると思います」
「次戦の日本GPが行われる鈴鹿での一戦が今から楽しみです。ホンダのホームレースで日本のファンの皆さんの前でベストを尽くして戦いたいと思います」
【STINGER】
photo by Honda