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ホンダF1田辺TD決戦前の決意–心の“鈴鹿スペシャル”

 

ホンダF1レーシングの田辺豊治テクニカルディレクターは、セッション開始を翌日に控えた10日木曜日17時から、鈴鹿サーキットのパドック内のホンダの作戦本部で、鈴鹿決戦の想いをコメントした。

「ホンダのホームレース2019年のレースを闘いに来ました。今年は、トロロッソに加え、レッドブルの4台で闘い、優勝も経験できました。とはいえ、絶対的な戦闘力ではメルセデスに差をつけられていますし、フェラーリも進化している状況ですが、地元の鈴鹿でいい闘いをしたいと思います」

「(8月末の)ベルギーGPから、最新のスペック4を投入しています。ここに向けて、特別なことは、規則上できませんが、燃料は、エクソン・モービルさんと、ホンダの先進技術研究所のエキスパートの助力も得ながら、最適の燃料にして戦います」

「鈴鹿スペシャルとよく言われますが、鈴鹿だからといって、現状のパワーユニットの規則でなかなかできにくい状況ですが、燃料をエンジンの燃焼に合ったものを開発し、今回から入れています」

「鈴鹿ということで、エンジニア、メカニック、チーム一丸となって、今週末をがんばって戦っていく、という意味では、気持ち的に鈴鹿スペシャルと考えています」

「残念なことに週末の台風は、どうにも避けようがないですね。日曜日は、台風一過と予測されていますが、短くなる走行時間(スリー走行3がなくなる方向)の中で、精一杯いい闘いをしていきたいと思っています」

「山本尚貴選手が金曜日のFP1を走るのは朗報です。何せ、日本語でやりとりできるのは、さらに深いセッティングの機微を感じ取れるのでありがたいです。ホームレースでいい結果に結びつけられるように全力で闘います」

[STINGER]山口正己
photo by [STINGER]

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