喜び一転、フェルスタッペン+レッドブル・ホンダにペナルティ!!
最速タイムを記録したレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンのタイムが抹消され、ポールポジションはフェラーリのシャルル・ルクレールのものになった。
メキシコGP予選のまさに最後の瞬間に、ルクレール+フェラーリが記録した1分15秒台のタイムを破って唯一の1分14秒台を記録したフェルスタッペン+レッドブル・ホンダ。しかし、その直前にボッタス+メルセデスが最終コーナーでクラッシュした状況を確認しながら、スローダウンを強く促す黄色旗2本の振動提示を無視してアクセル全開のまで現場を通過したカドで、フェルスタッペン+レッドブル・ホンダのポールタイムは抹消され、3グリッドダウンと2ポイントのペナルティ加算の最低が下された。
喜びのポールポジション・インタビューから1時間半後に、審査団が“いつものように”重い腰を上げて調査に乗り出して結論を出した。
審査団は、フェルスタッペンから事情を聴くと共に、ビデオとテレメタリーデータを検証、「ラップタイムを改善するために、減速が必要な部分でスピードを落とさなかった」とし、「33号車の車載カメラの映像に、振動提示された黄旗がはっきり映っていた。直前を走っていたセバスチャン・フェッテルは、規則通り速度を大幅に低下させている」と状況を固めた。
フェルスタッペンは潔くこの事実を認めた。
ルクレール+フェラーリがポールポジションに昇格、チームメイトのセバスチャン・フェッテルと共にフロントローからスタート、フェルスタッペンは、ハミルトン+メルセデスのとなりの4番グリッドからスタートする。
[STINGER]山口正己
photo by REDBULL
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