明暗分けたトロロッソ・ホンダのメキシコGP
トロロッソ・ホンダの2台は、戦った結果として、明暗を分ける結果になった。
2台は、それぞれ、9位と10位でゴールしたが、9位でゴールしたダニール・クビアトが、最終ラップの最終コーナーで、ずっとひっかかっていたフルケンベルグ+ルノーに仕掛け、軽く追突。クビアトは、レースインシデントを主張したものの、ペナルティを課されて11番手に後退。ピエール・ガスリーが9位の結果となった。
ピエール・ガスリー(9位)
「コックピットでは簡単なことではありませんでしたが、今日は全体を通して2点を獲得できたことに満足しています。クルマは週末を通して競争力があり、前向きでした」
「柔らかいオプションタイヤでレースをスタートするのはどう見ても理想的ではなかったけれど、ボクたちはそれを最大限に活用するようにして、最終的には、戦いを乗り切ることができました」
ダニール・クビアト(11位)
「スタートがソフトタイヤだったので、難しいレースになることはわかっていたけれど、それでもポイントを獲得したいという大きな希望があり、非常に強いレースができたと思います。ある意味で、予選のためにレースで妥協することにしていました」
「金曜日から予選、そしてレースを通して速さがあり、日曜日の午後、非常に強いと感じていました。ニコは守りのラインを取り、ボクはアタックしていて、その結果の最終ラップの最終コーナーの接触だったにもかかわらず、レースドライバーとして、戦うことを許されているはずなので、ペナルティにはとうてい同意することができず、とても怒っていますが、気分を入れ直して、来週のオースティンを楽しみにしています」
ギヨーム・デゾーテ車両性能責任者
「今日は厳しいレースになりました。予選のためにレースを妥協して、ソフトタイヤでスタートすることになり、中団のライバルより早くピットインして2ストップ戦略で戦いました」
「ダニエルは強いレースを見せ、ハードタイヤの中間スティントで良いペースをキープしていましたが、最後のピットストップ後、前車をなかなかオーバーテイクできず、長い列車の列に追い込まれました」
「さらに、速いクルマがきていることを示すブルーフラッグでレコードラインを外して失ったことで、ダニールは最終ラップでしかフルケンベルグのルノーを捕まえられなかったことになりましたが、残念ながら、最終コーナーの動きがアグレッシブすぎたとして、ダニールは接触を引き起こしたカドで10秒ペナルティを受け、入賞を逃しました」
「ピエールも、ソフトタイヤでスタートし、同様の戦略でレースを進めましたが、ハードコンパウンドに苦労していたサインツにひっかかってさらに多くの時間を失いました。レースの終盤は、競争力があり、ほとんどの時間をフリーエアで走り、ストロールをパスして、ダニールとフルケンベルグに近づくことができたため、ダニールのペナルティで9位でゴールしました」
【STINGER】
Photo by Red Bull Toro Rosso HONDA