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第4期ホンダF1、100戦目のアメリカGP

インディカーで長年戦った田辺TDにとって第二の故郷のアメリカ。オーストラリアGPの再現に期待がかかる。

今週末のアメリカGPは、Hondaが2015年に復帰してちょうど100戦目の節目のレースになる。

舞台のテキサス州オースティンのサーキットof theアメリカスは、急勾配を駆け上がるターン1に始まり、バリエーション豊富な高速コーナーとロングストレートなど、見どころの多いサーキットだ。

昨年は、雨模様の週末で、最後に雨が来た予選でハミルトン+メルセデスがポールポジションを奪ったが、2番手のフェッテル+フェラーリとの差は僅か0.061秒差。ライコネン+フェラーリも僅差で続き、レースはライコネンのものになった。

ホンダ勢は、パワーユニット交換でトロロッソ・ホンダは最後尾スタートとなったが、2台とも予選Q2に進出。ピエール・ガスリーは7番手の好タイムを記録し、レースではブレンダン・ハートレーが追い上げて9位2ポイントを獲得。今季は4台全車の入賞を目指している。

Honda F1レーシング田辺豊治テクニカルディレクター

「先日のメキシコGP後の撤収作業は雷雨の中で大変なものとなりましたが、チームはその後USグランプリが開催されるテキサス州オースティンに到着し、週末に向けた準備を開始しました」

「到着したオースティンは、現在小雨混じりで外気温8℃の状況ですが、週末に向けて天気は回復方向の予報なので、いい天候の中でレースができることを祈っています」

「レースが開催されるサーキットof theアメリカスは、アップダウンが多いことが一つの特徴で、特に急な登り坂の後に来る1コーナーはこのサーキットならでは。それ以降のセクションには鈴鹿のS字など、他のサーキットの有名なコーナーを模したものが随所にレイアウトされていることも知られていますが、パワーユニットからの観点では、通常のサーキットと同様、過去のデータをもとに最適化を進める形になります」

「私はインディカープロジェクトに長く携わっていたため、米国は私自身多くの思い出がある第二のホームと感じられる場所です。今回はかつての同僚であるHPDのメンバーも多数、会場に来てくれますので、彼らとの旧交を温めるとともにHonda内でのレースカテゴリー の技術交流をさらに進めるという観点でも前向きなものにできればと思っています」

「また、今回はHondaのF1が2015年に復帰してから100戦目という、節目のレースとなります。ここまで積み重ねてきた歴史に恥じない結果を残せるよう、メンバー一同、全力で臨みます」

[STINGER]山口正己
photo by Honda

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