安定のホンダ・パワーと不気味なメルセデス–アメリカGPフリー走行1
21戦の19戦目、メキシコGPとの北米連戦。サーキットof theアメリカスでのアメリカGP初日は、ホンダ・パワーのフェルスタッペン+レッドブル・ホンダが、F1GP参戦100回目の区切りのグラプリ初日に最速タイムを記録した。
ホンダを積む4台は、1位フェルスタッペン+レッドブル・ホンダ、3位アルボン+レッドブル・ホンダ、4位ガスリー+トロロッソ・ホンダ、と上位を占め、クビアト+トロロッソ・ホンダも11番手と順調な滑り出し。
フェラーリもスピードを見せ、フェッテル+フェラーリが2番手。走り始めてすぐにパワーユニットに違和感を感じたルクレール+フェラーリは、セッションの半分以上をピットで原因調査を強いられたが、走行を開始すると直ぐに連続走行に入り、7番手。
いつもなら、なかなか走行を始めないメルセデスが、空気の流れを計測する“金網”を積み込んだボッタス+メルセデスが、ハミルトン+メルセデスを引き連れる形で真っ先にコースインしてそのまま連続走行に入った。“異変”とも言えるセッション開始だった。
メルセデスは、2020年用のタイヤをテストしながら、1時間半を進めたが、タイムは下位。ハミルトン+メルセデスが最後にソフトタイヤを履いて8番手のタイムを記録したが、ボッタス+メルセデスは、17番手。しかし、2台合わせてダントツの72周を粛々と走行、レースに向けてたっぷりと走り込んでデータを集め、いつも以上の不気味さを漂わせた。
フリー走行2は、14時(日本時間翌2日5時)から行なわれる。
◆フリー走行1結果
1. フェルスタッペン+レッドブル・ホンダ 1分34秒057
2. フェッテル+フェラーリ 1分34秒226
3. アルボン+レッドブル・ホンダ 1分34秒316
—-以下、1分35秒
4. ガスリー+トロロッソ・ホンダ
5. リカルド+ルノー
6. グロジャン+ハース
7. ルクレール+フェラーリ
8. ハミルトン+メルセデス
9. ストロール+Rポイント
10. マグヌッセン+ハース
11. クビアト+トロロッソ・ホンダ
12. サインツ+マクラーレン
13. ライコネン+アルファロメオ
14. ペレス+Rポイント
—-以下、1分36秒
15. ジオヴィナッツィ+アルファロメオ
16. フルケンベルグ+ルノー
17. ボッタス+メルセデス
18. ノリス+マクラーレン
—-以下、1分37秒
19. クビツァ+ウィリアムズ
—-以下、1分41秒
20. ラティフィ+ウィリアムズ
[STINGER]山口正己
photo by formulaone.com