アメリカGPの結果を一番喜んだのは、ラウダ!?

ハミルトンは、天に召されたラウダの胸に飛び込んだ。
ルイス・ハミルトンは、6度目のワールドチャンピオンを決めたアメリカGPの後、「この勝利はニキがいたからこそ」とコメントした。
ボッタスが優勝しても、8位になれば、6度目のタイトルを決められる状況でありながら、リスクを恐れず果敢に闘ったハミルトンは、ラウダから少なからず影響を受けていた。
プロストのように戦略的でもあり、セナのように先鋭的でもあったルイス・ハミルトン。確かに、その姿勢は、大火傷を乗り越えて3度のワールドチャンピオンを獲得し、今年5月に天寿を全うしたニキ・ラウダを彷彿とさせる。

▲2017年鈴鹿のメルセデス・パドックスイートで。金曜日夜遅く、ハミルトンにアドバイスを送るラウダ。

▲もちろん、ボッタスにもアドバイス。

▲メルセデスのチェチェ会長とウルフ代表もラウダに全幅の信頼を置いていた。
[STINGER]山口正己
photo by Mercedes / STINGER




