アロンソのインディカー、気になるのはホンダの動向?!
アロンソは、現在、ダカール・ラリーに向けて闘争心を集中させているが、1月のダカール・ラリーの後は、インディ500制覇のために動き出すはずだ。
以前からのウワサどおり、マクラーレンとアンドレッティが協力するチームでインディカー全戦に出る話もあるが、インディカーシリーズ参戦にしろ、インディ500だけに絞り込むにしろ、現在片づけなければならない問題がいくつかある。その中で最大のテーマとなっているのがエンジンだ。
現在インディカーは、ホンダとシボレーのエンジンの闘いになっているが、ここ4年間のインディ500は、ホンダとシボレーが互い違いにウィニングエンジンになっていて、優劣着けがたい。
しかし、アンドレッティとしては、使い慣れたホンダで行きたいが、ホンダはアロンソのマクラーレン・ホンダ時代に、好成績を残せなかったことでアロンソとホンダの間には深い溝が残ったままと言われている。
大方の予測では、そうした関係から、エンジンはシボレーだ、という意見が強そうだが、ここでひとつ気になるのは、経営不振から撤退がささやかれているホンダF1の動向だ。
今回の復帰に際して、途中で辞めない、と宣言しているが、経営状況悪化でその約束を守れなくなったという話も出始めている。
仮にそうだった場合、ホンダにとってアメリカはホンダにとって極めて重要な市場であり、もしかするアロンソとの関係が修復される可能性が出てくるのではないか、という意見が聞こえている。
[STINGER]山口正己
photo by Honda