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セナ組レベリオン驚速、苦しいトヨタ–WEC2019-2020年第3戦上海4時間予選

ブルーノ・セナ組のレベリオンが、大きくタイムを伸ばしてポールポジションを獲得した。

上海国際サーキットで行なわれたWEC2019-2020年第3戦上海4時間の予選で、フリー走行までのタイムを2秒以上短縮したブルーノ・セナ/グスタフ・メゼスト/ノーマン・ナトーのレベリオンR13・ギブソンが、唯一の1分45秒の駿足を見せた。王者トヨタTS050 HYBRIDの2台は、性能調整でスピードを奪われ、フリー走行3で最速だった可夢偉組が1分47秒台の4番手、中嶋一貴組が1分48秒台の5番手に甘んじた。

7号車で最初にアタックした小林可夢偉は、1分46秒513というタイムを記録したが、これは昨年の予選タイムに3.805秒も劣るタイムで、中嶋一貴組のベストタイムも昨年より2秒以上遅く、ハイブリッド・パワー、燃料消費量、そして最低重量に課されたサクセス・ハンディキャップの影響が明確に現れた結果となった。この結果、トヨタTS050 HYBRIDの連続ポールポジションは、10回でストップした。

チームは、レース戦略やピットストップとタイヤ選択の最適化を行ない、ノンハイブリッドのLMP1クラス車両勢と闘う。

小林可夢偉
「苦しい予選でした。予選開始前から2台のTS050 HYBRIDは2列目を争うことになると予想していました。4番手はよくできた結果で、後は決勝レースをミスなく、クリーンに戦い抜くことに集中します」

中嶋一貴
「難しい予選になってしまいました。ベストを尽くしましたが7号車に僅かに届かず、ポールポジションの車両とは大差になりました。まだクルマのパフォーマンスを最大限に引き出せたとは思っていないので、データを分析し、決勝レースまで改善していきます」

◆WEC第3戦上海4時間LMP1公式予選トップ5
1. セナ/メネゼス/ナトー レベリオンR13・ギブソン 1’45″892
2. ロバートソン/シンプソン/スミス ジネッタG60 1’47″092
3. キング/ハンリー/オルトツェフ ジネッタG60 1’47″109
4. ブエミ/中嶋一貴/ハートレー トヨタTS050 HYBRID 1’48″180
5. コンウェイ/小林可夢偉/ロペス トヨタTS050 HYBRID 1’47″235

【STINGER】
photo by GAZOO RACING

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