F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集 F1 STINGER 【スティンガー】 > F1ニュース >   F1が目指す2030年構想!!

F1ニュース F1の動向が一目でわかる新着ニュースや最新トピックを随時更新。

F1が目指す2030年構想!!


Formulaoneは、2030年までに、“Net Zero Carbon”というテーマで社会や環境にテクノロジーで貢献することを発表、ビデオで世界中に配信した。

これまでの発表と異なり、このニュースはエンバーゴ(発表時間規制)がかけられ、2019年11月12日の0時(日本時間11月12日9時)に世界中のネットで公開される運びとなった。

FIAから届いた映像には、1950年に始まったF1GPの70年の、情熱に支えられた革新と発想の歴史がハイスピードに紹介されている。

ゴードン・マーレイのファンカーやサイドスカート、6輪車や空力の進化、ケブラー素材の登場、ロータスが着眼し、ウィリアムズが完成の域に持ち込んだアクティブサスペンションや安全対策にも触れ、その後に、ゴミ問題や公害、災害に対して、“RE ENGENEER”(技術の再考)を伝え、F1の未来像として、2030年には、太陽光、自然、植物を取り込み、内燃機関から電気に移行していく様を紹介し、「これがF1」と結んでいる。F1が、クルマの周辺の技術革新に大きな貢献をし、極めて重要な役目を担った、ことを伝えている。

映像と一緒に届いたFIAのステイトメントの概要は以下の通り。

—-
フォーミュラ1は、その歴史を通じて技術革新の最前線にあり、その進歩はより広範な自動車産業に直接利益をもたらしてきた。

F1の空力技術革新、安全性開発、エネルギー回収システム、ナビゲーションツール、複合素材などは、F1の場で発明/発見されて開発によって実用化し、市販車などの産業に流用されている。

F1は、自動車の革新の最前線にいることで、素材や技術の進歩を加速し、現在の内燃機関(ICE)からの炭素排出を削減および排除する技術を開発するためのグローバルプラットフォームを提供する。

現在、F1で活躍するハイブリッドパワーユニットは、将来の自動車産業で重要な役割を果たすだろう。

現在のF1のハイブリッドパワーユニットは、極限まで少ない燃料でより多くの電力を供給し、先進の持続可能な燃料およびエネルギー回収システムと組み合わせることで、“ネット ゼロ カーボン ハイブリッド パワーユニット”を提供する絶好の機会を提供している。

世界の11億台の車両のうち10億台以上がICEを搭載しており、世界中で二酸化炭素排出量を削減できる可能性がある。

ロス・ブロウンを中心としたFIAの壮大な計画の今後が注目される。

[STINGER]山口正己
photo by FIA

記事が役に立ったなと思ったらシェアを!

F1 最新レースデータ

F1 ポイント・ランキング

F1ドライバーズ・ポイント
1位マックス・フェルスタッペン491ポイント"
2位セルジオ・ペレス240ポイント
3位ルイス・ハミルトン220ポイント
F1 コンストラクターズ・ポイント
1位レッドブル・レーシング860ポイント
2位メルセデス409ポイント
3位フェラーリ406ポイント

PARTNER
[協賛・協力企業]

  • CLOVER