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0.223秒差にトップ5台!!–緊迫のブラジル初日

21戦中の第20戦。2019F1GPも大詰めを迎え、残るは2戦のブラジルGPを迎えた。

すでにハミルトンにワールドチャンピトンは決まっているが、ブラジルGP初日は、雨に翻弄されたこともあってスペクタクルな1日になった。

フリー走行1は終始ウェット、フリー走行2は、雨が弱まり終盤にはほとんどドライコンディションとなったが、スピンやコースアウトからのクラッシュが頻発し、ベテランのロベルト・クビツァ+ウィリアムズ、アレキサンダー・アルボンのレッドブル・ホンダ、ピエール・ガスリーとダニール・クビアトのトロロッソ・ホンダが、合計3時間のフリー走行の間にバリヤやガードレールにヒットした。

そうした厳しい状況の中で、フェラーリが1-2、フェルスタッペン+レッドブル・ホンダを挟んでメルセデスが4-5位の序列となったが、この5台のタイム差は、僅か0.223秒。会場のインテルラゴスは、1周の距離が短く、タイム差が出にくいとはいえ、闘いの厳しさを伺わせた。

ホンダ勢は、4台のうち3台がクラッシュを喫する厳しい初日となったが、標高800mと、メキシコの2300mに比べれば平地に近いが、それでも空気密度が下がるエンジンに厳しい条件の中でタイム的には悪くなく、特にピエール・ガスリーは、トップ3に続くセカンドグループの最速の位置にいて、リカバリーに期待が寄せられているが、トロロッソ・ホンダの2台は、いずれもエンジントラブルでストップしていることが気になるところ。

トロロッソ・ホンダ、ルノー、レーシングポイントの3チームのシリーズ5位をかけた熾烈な争いが展開しているが、現在7番手のトロロッソ・ホンダが残り2戦をどうまとめるか注目される。

◆フリー走行2結果
1. フェッテル+フェラーリ 1分09秒217
2. ルクレール+フェラーリ 1分09秒238
3. フェルスタッペン+レッドブル・ホンダ 1分09秒351
4. ボッタス+メルセデス 1分09秒373
5. ハミルトン+メルセデス 1分09秒440
—-以下、1分10秒台
6. マグヌッセン+ハース
7. リカルド+ルノー
8. ライコネン+アルファロメオ
9. アルボン+レッドブル・ホンダ
10. サインツ+マクラーレン
11. フルケンベルグ+ルノ
12. ガスリー+トロロッソ・ホンダ
13. ジオヴィナッツィ+アルファロメオ
14. クビアト+トロロッソ・ホンダ
15. ペレス+Rポイント
16. グロジャン+ハース
17. ストロール+レーシングポイント
18. ノリス+マクラーレン
—-以上、1分10秒台
19. ラッセル+ウィリアムズ
—-以上、1分11秒台/以下、ノータイム
20. クビツァ+ウィリアムズ

[STINGER]山口正己
photo by FERRARI

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