自分のためだけでなく、ユベールのためにも–スパのアクシデントから生還したコレアの挑戦-2
(その2)
9月1日のスパ-フランコルシャンのアクシデントで昏睡状態に陥ったファン・マヌエル・コレアは、強い決意と願望を持って治療に専念している。
(その1からつづく)
コレアは、怪我が軽かった左脚は、1回の手術だけで済んだが、右足は12月23日にさらなる手術を予定しており、医師団が状況を監視し、評価し続けている状況だ。現時点では、コレアは車椅子を使っているいるが、医師、看護師、歩行器の助けを借りて、立っているビデオをSNSに投稿している。
「このプロセスは1年続きます」とコレア。「これからの手術、回復、リハビリテーションが増えるけれど、ボクは再びスロットルを踏めるように十分回復するために戦います」
「脛骨の下部で6cmの骨を失ったけれど、特別な装置で、1日に1ミリずつ骨を成長させています」
「次の手術の後、新しい骨が硬く強化され、体重を支えることができるプロセスが始まります。その後、金属は可能な限り取り除かれ、私がどれだけ痛みに耐えられるかが評価されて、その後の手術の予定が検討されます」
彼の右足が完全に回復する見込みはないとされるが、コレアは、レースに戻るのに十分な回復ができると信じている。コレアは、自分の体力に助けられて命が救われ、回復が早まったとも言っている。
「最初、医師は回復に2年かかると見込んでいたけれど、ボクの身体はすべての回復を早め、通常よりも早く骨を回復し、再生しています。1年でどれだけ回復できるかを完全に把握できています。この体力がなければ生き残れなかったでしょう」
「自分のためだけでなく、よい友だったアンソニー(ユベール)のためにも、コクピットに戻らなければならないと思っています」
【STINGER】
photo by FIA-F2