セッテカマラ優勝、松下2位表彰台!!–FIA-F2最終大会レース1
2019FIA-F2最終大会のレース1が、アブダビGPのサポートレースとして行なわれ、ポールポジションからスタートしたセルジオ・セッテカマラ(DAMS)が優勝してDAMSのチームタイトルを決め、松下信治(カーリン)が2位表彰台を得た。3位は、初表彰台のグァンユー・ゾー(ユニ・ヴァートシ)。
松下信治は、スタートでいったんは5番手に下がったが、上位では唯一、ソフトタイヤでスタート、セルジオ・セッテカマラ、カルム・アイロット(ザウバーJr)、そして、スタートでトップに立ったチームメイトのルイス・デラトレスを次々とパスして5周目にトップに立つと、タイヤマネージメントを行ないつつトップをキープ。31周レースの28周目まで粘ってソフトからスーパーソフトにタイヤを交換、この間にセッテカマラ、デラトレスに前に出られたが、直ぐにデラトレスをぶち抜いて2位でゴールした。
松下信治
「スタートはうまくいって、タイヤをセーブするためにペースを抑えたけれど、その後は(タイヤを)コントロールするのが非常に難しかった。タイヤの磨耗と状況をつかむために、すべてを計算して走りました」
「“レースをリードしているな”と思っていたけれど、タイヤを交換してピットから出たときは2位か3位で、(トップに立った)セルジオはちょっと遠すぎて、彼をとらえることはできなかった。今日のDAMSは完全にペースをコントロールしていた」
「ピットから出たときに、セルジオは見えなくて、誰がレースをリードしていたのか分からなかったけれど、コースに戻ったところでチームメイトのルイス(デラトレス)が5秒くらい先にいたので、彼を捕まえたいと思った。それができた時は嬉しかった」
「ボクたちは少し遅れていたけれど、明日は改善したいと思っています。それでも、2位はチームにとってもボクにとっても非常に良い結果なので、本当にハッピーです」
◆2019FIA-F2最終大会レース1トップ10
1. セルジオ・セッテカマラ DAMS
2. 松下信治 カーリン
3. グァンユー・ゾー ユニ・ヴァートシ
4. ルイス・デラトレス カーリン
5. カルム・アイロット ザウバーJr
6. ルカ・ギオット ユニ・ヴァートーシ
7. ニコラス・ラティフィ DAMS
8. ジュリアーノ・アレジ トライデントジ
9. ミック・シューマッハ プレマ
10. ニキータ・マゼピン ART
18. 佐藤万璃音カンポス・レーシング
[STINGER]山口正己
photo by FIA-F2